• 伊藤英明

――より深みのある俳優になるために、今後どうしていこうと考えていますか?

日本の作品も大事にしながら、海外のクリエイターたちとも仕事をしていきたいと考えています。20年以上お世話になったA-teamの社長を務めていた小笠原明男さんが僕のキャリアを作ってくれたのですが、小笠原さんが亡くなって、そのときに自分でキャリアを作っていきたいと思ったので、しっかり自分で考えながら進んでいけたら。それが小笠原さんへの恩返しだなと思っています。

――自分でキャリアを作っていきたいという思いから個人事務所を立ち上げたのでしょうか。

立ち上げるというか、A-team時代から持っていた個人事務所ですが、自分自身で責任を持って仕事に向き合っている姿を見てもらいたいなと思っています。

――独立によってさらに責任感を持つように?

そうですね。責任感もそうですし、周りの皆さんのおかげで活動できているという、感謝の気持ちも増しています。

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――8月3日に50歳を迎えられますが、どんな50代を思い描いていますか?

50代以降が楽しみですね。年老いていくことに恐怖感がありましたが、これからどういう人たちに出会って、どういう年の取り方をしていくのか、すごく楽しみになりました。

――なぜ恐怖感が取り払われて楽しみだと思えるようになったのでしょうか。

誰でも衰えていくことは怖いと思いますが、老化に抗うのではなく、それがあるから深みが出たり、役の幅が広がっていくんだと、そういう風に捉えられるようになりました。

――最後にファンの方たちにメッセージをお願いします。

これからもいろいろな役に挑戦していくので、引き続き応援お願いします。そして、『ドンケツ』は、笑いあり感動ありの新しい極道エンターテインメントで、原作を読んでいない方でも楽しめる作品になっているので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。

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■伊藤英明
1975年8月3日生まれ、岐阜県出身。1993年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞し、翌年にCMでデビュー。1997年にドラマ『デッサン』で俳優として始動。2004年に主演映画『海猿 ウミザル』が大ヒットし、翌年に『海猿 EVOLUTION』として連続ドラマになり、映画もシリーズ化された。2015年、映画『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』で第38回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、第69回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。『ドアマン』(2020)や『TOKYO VICE』(2022)など海外作品にも出演している。
■DMM TVオリジナルドラマ「ドンケツ」
出演:伊藤英明/安田顕 金子ノブアキ 今井翼 青柳翔 久保田悠来 葉山奨之 早乙女太一 浅香航大/高橋克典 三宅健/眞島秀和 永島敏行 柳葉敏郎(特別出演) 寺島進
DMM TV独占配信中(YouTubeにて1話無料公開中/全6話/毎週金曜最新話配信)

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