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15日のプロ野球公示で、福岡ソフトバンクホークスは秋広優人選手を登録した。チームが求めている左のスラッガーとして、ピースにはまる存在となりたい。
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「次期大砲候補」と呼ばれ続けてきた秋広優人。2メートルを超える身長から発せられる存在感が、年々薄くなってきてしまった印象が拭えないというのが正直なところだろう。
2023年に1軍で121試合に出場し、10本塁打を放って完全開花を予感させた。しかし、レギュラーの座を掴め切れず、今季も一軍では5試合の出場のみ。ファームでも25試合で打率.157、2本塁打と、完全に勢いを失ってしまっていた。
今回のトレード相手である砂川リチャードと同様、秋広にも環境の変化が議論に上がる機会が多かった。今回の移籍は双方にとって千載一遇のチャンスとなりそうだ。
秋広が抱える課題のひとつとしてポジションの適性や守備力の向上があったが、パリーグに移籍することでDHという出場の選択肢が生まれた。チームには柳田悠岐や近藤健介といった球界屈指の左打者が在籍しており、一軍定着に向け手本には事欠かない。
両ベテランはともに現在故障で戦線を離脱していることもあり、秋広にはレギュラー奪取に留まらずチームの核となることが期待されている。必要とされていることを意気に感じ、今度こそ殻を打ち破りたい。
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