
プロ野球 最新情報
2025年シーズン開幕からまもなく2ヶ月が経過するプロ野球。各チームで主力選手の不調や故障などのアクシデントが発生しているが、二軍暮らしが続いている選手にとっては、大きなチャンス。是が非でも一軍昇格を勝ち取りたいところだろう。そこで今回は、前年から一軍出場がない阪神タイガースの選手を紹介したい。
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椎葉剛
・投打:右投右打
・身長/体重:183cm/89kg
・生年月日:2002年3月18日
・経歴:島原中央高 - ミキハウス - 四国・徳島
・ドラフト:2023年ドラフト2位
ルーキーイヤーの昨季は、プロの壁に苦しんだ椎葉剛。今季は是が非でも一軍昇格を掴みたいシーズンだ。
島原中央高から社会人野球のミキハウスに進んだ椎葉。しかし、在籍3年間で思うような結果を残せず、高卒4年目を迎えた2023年に四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスへの移籍を決断した。
四国IL・徳島では、最速159キロを計測するなど大きく成長し、22試合登板、3勝1セーブ、防御率2.31、奪三振率11.77の好成績をマーク。迎えた2023年ドラフト会議で、阪神タイガースから2位指名を受け、プロ入りを果たした。
ルーキーイヤーから即戦力としての働きが期待されたが、オープン戦で結果を残せず、開幕二軍スタート。
開幕後も自慢の速球が鳴りを潜め、二軍では23試合の登板で防御率4.45と思うような数字を残せず。一軍登板がないまま、シーズンを終えた。
プロ2年目の今季も、ファーム暮らしが続いている。それでも、ここまで14試合登板、防御率2.33と前年と比べて成績が上向いており、一軍デビューが期待されている。
森木大智
・投打:右投右打
・身長/体重:184cm/94kg
・生年月日:2003年4月17日
・経歴:高知高
・ドラフト:2021年ドラフト1位
ドラフト1位でプロ入りし、高卒1年目から一軍の舞台を経験した森木大智。しかし、その後は伸び悩み、今季は育成選手として迎えることになった。
高知高時代には、最速154キロを誇る本格派右腕として注目を集めた森木。2021年ドラフト1位で阪神タイガースに入団した。
ルーキーイヤーから早くも一軍昇格を果たし、デビュー戦は敗戦投手になったものの、6回3失点の好投を披露。同年は2試合の一軍登板で2敗を喫したが、大器の片鱗を示した。
だが、その後は故障もあって投球フォームを崩すと、高卒3年目の昨季は、ファームで21試合(20回2/3)を投げて防御率11.32、イニング数を大きく上回る32四死球を与えるなど、厳しい数字が並んだ。
育成契約となった今季も、ここまで二軍戦3試合の登板で防御率54.00と大きく低迷している。浮上のきっかけを掴み、再び輝きを取り戻したい。
藤田健斗
・投打:右投右打
・身長/体重:173cm/78kg
・生年月日:2001年10月18日
・経歴:中京学院大中京高
・ドラフト:2019年ドラフト5位
昨季は7月に自身初の一軍昇格を果たすも、出場機会がなかった藤田健斗。今季で高卒6年目を迎えるが、ここまで一軍出場の経験がなく、厳しい立場に置かれている。
中京学院大中京高(現:中京高)では、3年夏に甲子園出場を経験。強打の捕手として注目を集め、2019年ドラフト5位で阪神タイガースに入団した。
プロ入り後2年間は、二軍で打率1割台と苦しんだが、高卒3年目の2022年には、65試合出場、打率.243、1本塁打、12打点と成長を見せた。
しかし、その後は伸び悩み、二軍暮らしを抜け出せず。昨季は高卒5年目にして初の一軍昇格を果たしたが、出番がないままファーム降格。二軍でも60試合の出場で打率.174に終わった。
高卒6年目の今季も、開幕から二軍暮らしが続き、18試合出場で打率.125と低調な数字となっている。一軍の壁は高いが、なんとか現状を打破して昇格を勝ち取りたい。
津田淳哉
・投打:右投右打
・身長/体重:179cm/81kg
・生年月日:2001年8月27日
・経歴:高田商 – 大阪経済大
・ドラフト:2023年ドラフト6位
ドラフト6位で阪神タイガース入りを果たした津田淳哉。しかし、ルーキーイヤーからプロの壁に苦しんでいる。
大阪経済大では、1年時からリーグ戦に登板。4年秋には最優秀防御率のタイトルを獲得するなど高い安定感を誇り、リーグ戦通算12勝を記録。
迎えた2023年ドラフト会議では、阪神がドラフト6位で指名。プロ入りの切符を手にした。
ルーキーイヤーの昨季は、ファームで17試合(53回)を投げて2勝5敗、防御率5.26の数字。アピール不足に終わり、一軍デビューとはならなかった。
プロ2年目の今季は、春季キャンプの途中から一軍に合流するも、オープン戦で打ち込まれて開幕二軍スタートとなった。
ファームでも、現時点で5試合登板、防御率6.75と結果を残せていない。状態を上げ、まずは一軍デビューを掴みたい。
鈴木勇斗
・投打:左投左打
・身長/体重:174cm/86kg
・生年月日:2000年3月17日
・経歴:鹿屋中央高 - 創価大
・ドラフト:2021年ドラフト2位
ドラフト2位と高い評価を受けてプロ入りした鈴木勇斗だが、ここまで一軍の舞台に立つことができていない。
創価大から2021年ドラフト2位で阪神タイガースに入団。即戦力として期待されたが、ルーキーイヤーは二軍で13試合登板、防御率8.06と振るわず。投球イニングを超える四死球を与えるなど、制球面で大きく苦しんだ。
翌2023年は、ファームで21試合に登板し、5勝2敗、防御率3.69とやや良化したが、またも一軍登板なし。
プロ3年目の昨季は、16試合の登板で防御率4.62と目立つ数字を残せず、制球面の課題も克服できなかった。シーズン終盤には体調を崩して入院していたこともあり、同年オフに育成契約となった。
巻き返しを図る今季だが、いまだ二軍戦の登板もない状況だ。まずはコンディションを整えることが優先されるが、実戦復帰後は支配下返り咲きに向けて猛アピールが求められそうだ。
井坪陽生
・投打:右投右打
・身長/体重:177cm/83kg
・生年月日:2005年3月17日
・経歴:関東第一高
・ドラフト:2022年ドラフト3位
高卒1年目から大器の片鱗を示している井坪陽生。ファームでは結果を残しているが、一軍での出番には恵まれていない。
関東第一高時代には、高校通算32本塁打を記録。強打の外野手として高い評価を得て、2022年ドラフト3位で阪神タイガースに入団した。
ルーキーイヤーの2023年は、6月まで二軍で打率3割超をマークするなど、高卒新人らしからぬ活躍。夏場以降は失速したが、最終的に93試合の出場で打率.248、3本塁打、34打点、4盗塁の数字を残した。
昨季は二軍で105試合に出場し、打率.275、2本塁打、28打点、15盗塁の好成績をマーク。高卒3年目の今季は、春季キャンプから一軍メンバーに抜擢され、オープン戦でも7試合に出場した。
しかし、思うようなアピールができず、開幕二軍スタート。現時点で24試合に出場し、打率.264、1本塁打、4盗塁を記録しているが、4月22日を最後に試合出場がない状況となっている。
【了】