「自分なりの工夫で全然いいんですよ」津田健次郎が語る“読み聞かせの極意”とは?
声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。5月4日(日・祝)の放送では、読み聞かせの極意について語りました。

パーソナリティの津田健次郎

◆読み聞かせをする際の絶対条件は?

<リスナーからのメッセージ>

「幼少期より絵本が好きで、そのきっかけをくれたのは母と小学校時代の恩師の“読み聞かせ”でした。2年ほど前から少しずつ読み聞かせにチャレンジしていますが、私は声が高めなので、強面のオジサンや恐ろしい怪物などの声を出すのが難しいです。どのようにしたら子どもたちが喜ぶような演出ができるでしょうか? 声優さんの観点・経験から実践しやすい方法を伝授していただけたらうれしいです」

津田:大前提として“読み聞かせる側が楽しめているか”これが絶対条件です。逆に、それができていればもうベストじゃないかなと思っていて……つまり「自由にやってください!」っていう感じです(笑)。

ですので、自分なりの工夫で全然いいんですよ。“低音が出ない”とかも気にしなくていいです。例えば、どうしたら大きい化け物の雰囲気が出るかとか、そういうことを考えるだけでも楽しいと思いますし、考えていること自体がものすごく価値の高いことだし、とても素敵なことなので、いろいろ工夫してみてください。

僕ら声優もその延長線上にあるところがあります。“この役はどう演じようかな”とか“このセリフはどういうふうに言おうかな”って考えること自体が楽しかったりします。とはいえ、僕らは仕事なので最終的に正解を出していくことが大事で、その正解はディレクションしてくださる方やプロデューサーだったり、共演者との絡みから見出していくんですけど、この方は子どもが楽しんでくれればOKなわけですから、読み聞かせ自体を楽しむことが一番大事な気がします。

もし低音を出したいのであれば、あえて言うなら“ブレスを多めに入れる”。息をいっぱい吸ってバーンって出しちゃうのではなく、吸った状態でなるべく圧をかけていくと……ちょっと専門的になってきたな(苦笑)。でも、そうやって圧をかけていくと低音は出やすいので、なるべくブレスを大きく入れてみてください。

大丈夫! 高音でも強面のオジサンや恐ろしい怪物も絶対に作れるから。何よりも楽しんでいるのが最高じゃないですか!いいな、こういうの。頑張ってね!

<番組概要>

番組名:津田健次郎 SPEA/KING

放送日時:毎週日曜 12:00~12:30

パーソナリティ:津田健次郎

番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF