
○ ダイヤモンドバックス 5-3 ドジャース ●
<現地時間5月8日 チェイス・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区ダイヤモンドバックスとの敵地4連戦をスタート。先発登板した山本由伸投手(26)は5回5失点という投球で敗戦投手となった。
今季初めて中5日でのマウンドに上がった山本は、初回を三者凡退の好スタート。2回裏には二死から連打を浴びたが、8番トーマスに対してカウント3-1からカーブ連投で空振り三振。3回裏には先頭の9番ペルドモに安打を許すも、1番キャロルを一ゴロ、2番マルテを二ゴロ併殺打に打ち取り、先制点を阻止した。
ところが、4回裏に突如乱調。四球で先頭出塁を許すと、4番ネイラーの鋭いゴロ打球を遊撃手ムーキー・ベッツが好捕したものの、二塁へのトスが逸れて内野安打。続く5番スアレスには2球で追い込みながらも、3球目のスライダーが抜け、死球で無死満塁となった。そして、6番モレノにはカウント2-0からのカットボールが甘く入って1号グランドスラムを被弾。一打にして今季登板でワーストの4失点を喫した。
5回裏にも2番マルテに1号ソロを浴び、5回88球を投げて6被安打、2四死球、4奪三振、5失点という投球。今季8戦目を終えて成績は4勝3敗、試合前時点で「0.90」だった防御率は「1.80」に悪化し、MLB全体トップから陥落した。
打線はナ・リーグ最多タイ5勝を挙げているダイヤモンドバックス先発の右腕ファートに7回途中まで無得点と振るわず。8回表にマックス・マンシー、アンディ・パヘスの連続適時打で2点を返し、なおも一死一、三塁と好機を作ったが、マイケル・コンフォートが併殺打に倒れて反撃終了。9回裏には大谷翔平が11号ソロを放つも及ばず、同地区4連戦の初戦を落とした。