パーソルキャリアが運営する調査機関『Job総研』は5月2日、「2025年 初任給実態調査」の結果を発表した。同調査は4月15日~16日、全国の20~50代の男女284人を対象に、インターネットで実施した。

  • 初任給額の比較

    初任給額の比較

初任給額を新社会人(2025年卒)に尋ねたところ、「25万~29万円」(42.3%)が最も多かった。次いで「20万~24万円」(25.2%)、「30万~34万円」(11.4%)となっている。社会人2年目以上の場合、初任給額は「20~24万円」が最も多かった。

新社会人に具体的な初任給額を聞くと、平均額が26.6万円、中央値が25.0万円、最頻値が25.0万円だった。社会人2年目以上に当時の具体的な初任給額を聞くと、平均額が20.8万円、中央値が21.0万円、最頻値が22.0万円だった。

  • 具体的な初任給額の比較

    具体的な初任給額の比較

新社会人に初任給の印象を聞くと、「高い印象を持った派」が86.2%で大多数を占めた。一方、社会人2年目以上に当時の初任給の印象を聞くと、「低い印象を持った派」が54.6%で過半数を占めている。

  • 初任給の印象

    初任給の印象

初任給の使い道は、新社会人・社会人2年目以上とも、1位「貯金」、2位「親へのプレゼント」、3位「自分へのプレゼント・ご褒美」だった。しかし、新社会人は、「投資・自己投資」など、将来に向けた価値を重視する傾向にあるのに対し、社会人2年目以上は「趣味や飲み会などの娯楽」「生活費」など、現在の価値を重視する傾向があった。

  • 初任給の使い道比較

    初任給の使い道比較