“黄色の実線と白の破線”がある車線境界線の意味は?“車線変更”にまつわる「道路交通法」をチェック
TOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」内でお送りしている「JA共済 presents なるほど!交通安全」。4月18日(金)と25日(金)の放送では、JAF(日本自動車連盟)の協力のもと、交通ルールの豆知識をクイズ形式でお伝えしました。今回は25日に放送した“車線変更”に関する交通ルールクイズを紹介します。

※写真はイメージです

【問題1】

黄色の実線と白の破線がある“車線境界線”。車を走行中に黄色側から車線変更してもよい?

【答え】

違反になる

【解説】

黄色の実線で示される車線境界線は、車両に進路変更を禁止する道路標示ですので、この区間では車線をはみ出すことも禁止されています。一方、白い破線の車線境界線は、はみ出しや車線を越えた進路変更が可能です。黄色の実線と白い破線が2本並んでいるときは、白色側からの進路変更はできますが、黄色側からの進路変更は禁止されていることを示しています。

【問題2】

車線変更をしようと思ったところ、移りたい道路との車線境界線は黄色い矢羽のデザイン。そこで車線変更するのは違反?

【答え】

違反にならない

【解説】

2021年4月から「進路変更禁止の注意喚起表示」として黄色い矢羽が道路に表示されるようになりましたが、これは前方に進路変更禁止区間があることを示すものであり、進路変更そのものを禁止する道路標示ではありません。

また、JAF東京支部 認定セーフティアドバイザーの杉本実さんは「進路変更禁止区間の直前での進路変更は、渋滞や事故の原因となる可能性があります。そのため、黄色い矢羽根の道路標示が現れ、そこに進路変更が必要であれば、余裕を持って行動しましょう。無理な進路変更は絶対しないようにお願いします」と呼びかけました。

<番組概要>

番組名:JA共済 presents なるほど!交通安全

放送日時:毎週金曜 7:20~7:27

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/koutsu/