スリープメディカルクリニックを運営する一般社団法人友明会は4月22日、「いびきに関する実態調査」の結果を発表した。同調査は3月18日~23日、いびきに悩む全国の20~60代の男女103名を対象に、インターネットで実施した。
いびきを自覚したきっかけについて尋ねたところ、約9割が身近な人からの指摘(パートナー・配偶者50.5%、家族29.1%、友人8.7%)と回答した。自覚症状(喉の痛みや口の渇きなど)から気づいた人はわずか9.7%で、多くが自身のいびきに気づきにくい傾向が明らかになった。
いびきの大きさはどの程度だと言われているか聞くと、68.9%が「同じ部屋にいれば誰にでも明確に聞こえる」、17.5%が「隣の部屋まで聞こえるほど大きい」と答えた。
いびきによって自身に生じている問題で最も多かったのは「喉の痛みや乾き」(53人)で、「日中の強い眠気や疲労感」(40人)、「社会的な恥ずかしさ」(34人)が続いた。
いびきによってパートナーや家族が感じている問題について聞くと、1位は「あなた(いびきをかいている人)の健康を心配している」(43人)、2位は「ストレスやイライラ」(41人)、3位は「睡眠不足」(24人)だった。
いびき改善のために試していることを尋ねたところ、「枕の高さや硬さを調整している」(47人)、「寝る姿勢を工夫している」(46人)が多かった。
いびきを改善するための手段のひとつ「レーザー治療」を知っているか聞くと、39.9%が「名前を聞いたことがある」「知っている」と回答した。