元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司(※崎はたつさき)氏が14日、YouTubeチャンネル『【東海テレビ公式】ドラHOTpress』で公開された動画「山本昌&山崎武司 プロ野球 やまやま話『エースの条件』」に登場。田中将大と岩隈久志が在籍した当時の楽天で、チームメイトたちが気をつかっていたポイントを明かした。
「これ岩隈なのか? 田中将大なのか?」
この動画では、「エースの条件」をテーマにトーク。ファンがダブルエースなどと称する時でも、チーム内ではエースはひとりという見方が多かったという趣旨の話を山本昌氏がすると、山崎氏は「僕、楽天で経験してますけども、田中将大と岩隈(久志)がいたんで、このダブルはどっちなのっていうね」と、田中・岩隈時代を回想。
続けて、山崎氏は「やっぱり周りも気をつかっちゃって、『これ岩隈なのか? 田中将大なのか?』っていうね、そういうのがあったんで」「昌さんが今、『エースはひとり』って言ったんだけど、どういう風に言っていいものかっていうのをすごく悩んでた」と明かした。
このエピソードに山本氏が「それはね。チームは気をつかうよね」とうなずくと、山崎氏は「あの時代はね、パリーグはすごいピッチャーばかりだから。ダルビッシュ、松坂大輔、斉藤和巳、和田毅、杉内、金子も……」と、エースの多い時代だったと振り返っていた。
【編集部MEMO】
中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで通算27年間にわたり活躍した山崎武司氏。通算403本塁打を誇るホームランバッターで、本塁打王に2回(1996年・2007年)輝いている。また、史上3人目のセ・パ両リーグでの本塁打王の達成者でもある。