仕事中の息抜きというか、気分転換というか。要するに、なんの目的もないまま無意識にローソンに立ち寄ってみたのだが、偶然にもヤバいものを発見してしまった。ローソンの新作パンだという。
それがコチラ。
「追いバターポテトフランス」と「追いバター明太フランス」。“追いバター”という商品名どおり、もう露骨にバターがぶちゅ〜! っとブチ込まれているのだ。
もしかしたら、今必要なのはこれかもしれない。仕事で溜まった鬱憤を晴らすには、このくらいジャンクなものが必要な気がする。ということで、おもむろにゲットしてみたのでその味をレポート!
■「追いバター明太フランス」「追いバターポテトフランス」を実食!
考えてみれば、今の時代は徐々に2極化してきているのかもしれない。健康志向のヘルシーフードと、胃袋と脳をガツンと刺激するジャンクフードである。
どちら派か、という話ではない。「昨日食べすぎたから今日は野菜をたくさん摂ろう」、または「今日は疲れているから思いっきりガッツリしたものを食べたいな」といった具合に、その日のコンディションや気分によって食事のスタイルを合わせやすい時代になってきた気がするのだ。
で、この日の気分は完全に後者。ガッツリいきたい。カロリーなんてどうでもいい。なんなら少し胃もたれして、ちょっと後悔するくらいがちょうどいい気分。“追いバター”なんてまさにピッタリである。
っていうか……今さらだけど、なんなのこの新商品!? ローソン、ガチでわかってるやん! マジでこういうの待ってたんだよ……!
まずは「追いバター明太フランス」からいってみよう!
「バター入り明太フィリングに、更にバターを追いトッピングしています」と説明文が添えてあるが……もうさ、「生クリームか!」ってくらいバターがこんもり乗っかっている。このヴィジュアルに対して、パッケージのフォントが普通に真面目で伝統的な明朝体であるというところが逆に狂気を醸している気もする。
中身を取り出してみると……
もはやバターのホットドッグみたいになってるんですけど! ヤバい! 興奮してきた!
パンをカットして中身を見てみると……
おお〜。バターにばかり気を取られていたけど、明太子もたっぷり! パン上部だけでなく、中にも明太子が詰まってるじゃないの! これはアツいゾ!
それではそろそろ……いただきます!
えっ!!!! めっっっっっちゃウマい!!!! めちゃくちゃウマいし、予想以上にガツンとバターなんですけど! フランスパンがベースなのでパン自体は硬めだが、大量に盛られたバターがジュワ〜っと溶けて染み込んでいき、パンが柔らかく、そしてなめらかに、ジューシーに変化していく。
そして明太子の量もやっぱりスゴい! 塩気や魚介感のあるリアルな明太子感が噛むほどに広がっていく! 塩加減もいい感じでガツンとくるし、バターと明太子の相性もめちゃくちゃいい。総じて超濃厚な味わいで、なんならおにぎりより合っているかもしれない。これ……いいぞ! こんなにバターを食べていいのかという罪悪感はあるが、かなりウマい……!
なんてギルティなやつなんだ。でも、明太子好きはぜひ一度味わってみてほしい。ビールや白ワインのおつまみとしても抜群に合いそうだ!
続いて、「追いバターポテトフランス」のほうもいってみよう。「バター入りポテトフィリングに、更にバターをトッピングしています」とのことだ。
それでは、パッケージ、開封!
こちらも安定してバターがぶちゅ〜っと詰め込まれている雰囲気だが、カットして中身を見てみると……
なるほど、パンの中心部にブチ込んでいるのではなく、パンの周りを囲うようにしてバターが塗りたくられているのだろうか。
実際に食べてみると……
バター&ポテトの具材、めっちゃ入ってたぁぁぁぁぁあああああ! そして、うっ、うめェ〜〜〜〜〜!! ポテトのほっくりした味わいはパンともバターとも好相性。じゃがバターをパンに組み込んだイメージとでも言おうか。
お祭りの屋台などでじゃがバターを食べたことがある人ならわかると思うが、たまにお皿のうえに信じられないくらい大量のバター(というかマーガリンか)を乗せてくれるお店ってあるじゃん? このパン、まさにあんな感じ。あのダイナミックでジャンキーなじゃがバターの旨味が、風味豊かなパンとともにガツン! と襲いかかってくる。
やっぱりジャンキーでギルティな味わいだが、食べる手を止めるなんてのは不可能。今日は思いっきり味わって、明日にでもどうにか帳尻を合わせよう。
何食わぬ顔でローソンの商品棚に並び始めた最高のジャンクパン、「追いバター明太フランス」「追いバターポテトフランス」。バター好き必見のハードパンチャー、ぜひその破壊力をお試しあれ!