千趣会の通販事業ベルメゾンは4月16日、「更年期のお悩み」についての調査結果を発表した。調査は2025年2月21日~3月12日、更年期を経験した・経験しているベルメゾン女性会員485人を対象にインターネットで行われた。
更年期症状、8割超が「日常生活に支障」
更年期の症状を感じるようになった年齢は45歳~54歳が多く、全体の77.1%を占めた。
更年期の症状を感じている人のうち83.3%が、「日常生活に支障をきたしている、または過去に支障をきたした」と回答している。
約8割が「ホットフラッシュ」「寝汗・発汗」を経験
症状としてつらいもの、または過去につらかったものとしては、「ホットフラッシュ」、「肩こり、背中の痛み、関節痛、しびれ」、「不安感、イライラ」、「寝汗・発汗」などが上位にあがった。
80.8%が更年期による「ホットフラッシュ」、「寝汗・発汗」を経験しており、発汗しやすい部位としては「顔・頭」、「胸・背中」、「首」、「脇」と上半身に集中していることがわかった。
「ホットフラッシュ」、「寝汗・発汗」の経験者の67.6%が「汗をかくタイミングが予測できない」と感じており、気にしている点として「他人の目」が一番多く、76%が「外出や人との交流を避けたことがある」と回答している。更年期の予測できないタイミングでの急な発汗が社会活動の制限につながり、生活の質に大きな影響を与えていることが示唆される。
更年期による発汗への対策は?
更年期の汗対策として最も多かったのは「こまめに汗を拭く」、次いで「汗拭きシートの使用」、「汗を吸収するインナーの着用」だった。コントロールが難しい更年期の汗は、単に抑えるのではなく、かいた汗を適切にケアすることが求められていることがうかがえる。