日本インフォメーションは4月8日、「男性更年期に関する調査」の結果を発表した。調査は2025年2月18日~2月19日、全国の30~69歳男性922名を対象にインターネットで行われた。
自分は男性更年期にあてはまらないと考える男性が半数以上
「自分は男性更年期だと思うか」質問した。「あてはまる(T2B)」が最も多いのは50代で38.7%だが、各年代とも2~4割と半数は超えていない。一方、「あてはまらない(B2B)」との回答が最も多いのは30代後半、本調査上の最年長である60代でも半数以上の51.6%があてはまらないと回答している。「どちらともいえない」は、50代が25.2%と最も多くなっている。
最も多い更年期の症状としては「疲れやすい」
更年期の症状について調査した。年代別にて、全体と比較して15pts以上高い悩みは「老眼」「筋力の低下」「精力の低下」「記憶力の低下」であり、50・60代に集中している。「老眼」は50代 66.7%(全体より+29.1pts)、60代58.3%(+20.7pts)、「筋力の低下」55.6%(+21.6pts)などだった。30代は全体と比較して低い傾向にあるものの、30代後半にて、「気分が落ち込む・不安になりやすい」38.5%(+7.3pts)、「イライラしやすい」43.6%(+6.4pts)などメンタル上の悩みがやや高くなっている。
男性更年期の解決意向
「お金や時間をかけて解決したい」との悩みは「頭痛」43.9%、「尿漏れ」38.3%、「薄毛」37.5%でそれぞれ4割だった。また、「病院に行って解決したい」では、「夜間頻尿」24.6%、「関節痛」24.3%が2割を超えた。全体的に、メンタルの悩みよりも「身体」の悩みへの解決意向が高い傾向だった。
男性更年期「抵抗なく話せる」は13.2%
男性更年期の話題化への抵抗感を調査した。「話す相手による」は各年齢にて3~4割と最も多い回答となっている。「聞かれたら答える・話の流れで話す」との回答も2~3割となっているが、総じて積極的に話題化する意向はないようだ。
話題化に抵抗がある理由
男性更年期の話題化に抵抗がある理由を尋ねた。「一般的に話す内容ではない」18.2%、「恥ずかしい」15.8%といった情緒的な理由も一定数あがるものの、「今のところ更年期に関する悩みがない」25.0%、「話しても解決しない・意味がない」20.6%などの合理的な理由が上位となった。