フリック監督から賛辞を受けたイニゴ・マルティネス [写真]=Getty Images

 バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、12日に行われたラ・リーガ第31節レガネス戦を振り返った。12日にスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。

 敵地に乗り込んだ一戦。過密日程が続くなか疲労の色を隠せないバルセロナは、レガネスの堅守速攻に苦しめられたものの、後半開始早々に相手のオウンゴールで獲得した1点を守り抜いた。首位バルセロナはラ・リーガ2試合ぶりの白星となり、13日に試合を控える2位レアル・マドリードとの暫定勝ち点差を「7」に広げた。

 フリック監督は試合後、「勝ち点『3』を持って帰れる。私たちにとっては厳しい試合だったし、勝つことがとても重要だった。この3カ月間、チームがやってきたことを誇りに思う」とコメント。「最も重要なのは歩み寄りだ。サッカーはただ輝くだけでなく、フォワードもディフェンダーも含めた全員の働きと守備が必要となる」と、ピッチに立つ全員がチームのために戦っているマインドを称えた。

 フリック監督はチームが集中を切らさずに守り抜いたことを高く評価。とりわけ、後半アディショナルタイムにDFイニゴ・マルティネスが見事なスライディングタックルで相手のカウンターを防いだシーンについては、「1ゴールに等しく、私たち全員が祝福した」と絶賛した。

 15日には敵地ドイツでドルトムントとのチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグが控える。「帰宅して回復に努めなければならない。(3月の)代表ウィーク以降、チームがやっていることは驚異的だ」と、週に2試合の連戦をこなす選手たちを労っている。

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