• 早稲田のラーメン店「巌哲」に密着

第2回以降も、大将と弟子が二人三脚で営んできた早稲田のラーメン店「巌哲」の閉店までの1週間や、コメをはじめ物価高の中で650円の定食を出す巣鴨の店主が値上げするか悩みながら切り盛りする1週間といったラインナップを展開。上司と部下の関係、仕事をする中での重大な決断など、誰もが直面するシチュエーションで視聴者の共感を呼び込みたい考えだ。

1回30分の放送で1週間を映し出す1話完結形式だが、「例えば、初回の上京した男の子が社会人として働き始めた姿を、初任給までの1週間という形でもできるのではないかと思います」と、1人の取材対象を別の期間で区切ることで、シリーズ化のポテンシャルも持っている。

テーマソングは「サンサーラ」に勝てる曲を

番組のオープニングとエンディングには、アン ミカがナビゲーターとして登場。「自身も幼少期からさまざまな経験をし、大きな転機を乗り越えてきたアン ミカさんが、多様な“東京人”の思いを受け取って届けます」(MX)とキャスティングされた。

そしてドキュメンタリー本編の冒頭とクライマックスには、「『サンサーラ』(『ザ・ノンフィクション』のテーマ曲)に勝てる曲を作ってもらいました(笑)」と、番組の象徴的存在となるテーマ曲を流す。歌うのは、張江氏が社長を務めるアービングに所属するA-ichiro(高垣英一郎)で、「もう一度」という楽曲が書き下ろされた。

東京人たちのストーリーを彩るのは、ナレーターの4人。こちらもアービング所属の杉本愛里、徳山遙、宝積千紘、久保千咲という若手女優4人が抜てきされた。ナレーター経験はほとんどないが、「テストの声を聴いて、いけると思った4人です。最初は順番に担当していきますが、この4人で戦ってもらいたい。回を重ねるごとに自分たちの色が出てくると思うので、そこから題材によって担当を決めていきたいと思います」と期待をかけている。

  • A-ichiro(高垣英一郎)

  • 杉本愛里

  • 徳山遙

  • 宝積千紘

  • 久保千咲