JR東日本盛岡支社とJR東日本東北総合サービスは、昨年12月から実施している盛岡駅改良工事の一環で、駅2階南側エリアに新たな商業空間を開業すると発表した。オープンは6月を予定しており、JR東日本東北総合サービスが運営を担う。

  • 盛岡駅2階、南側コンコースの完成イメージ

盛岡駅では、「盛岡市の玄関口」にふさわしい空間とすることを目的に改良工事を実施しており、2階南側エリアの一部店舗と新幹線改札内待合室に併設している店舗を一新するほか、南側コンコースの床タイルを張り替え、柱・天井の装飾も行う。駅全体の一体感や店舗との調和を意識したデザインとする計画で、2026年度中の全体完成をめざしている。

新規に開業する店舗は5店舗あり、いずれも岩手県内の事業者によるエキナカ初出店となる。「GOZZO Iwate(ごっつぉ いわて)」は、この店舗だけの限定商品や地酒の試飲コーナー、三陸の名物料理が楽しめるイートインコーナーを併設する土産店に。「駅ナカ海鮮酒場 NEO海王」は市場直送のマグロや旬のカキを使用した刺身盛り合わせを看板料理とし、岩手の地酒や入手困難な全国の日本酒を提供する。

  • 「GOZZO Iwate」店舗イメージ

  • 「駅ナカ海鮮酒場 NEO海王」「お持ち帰りからあげ・ピザ専門店 鶏王」店舗イメージ

  • 「CAFE&BEER Lit work place」店舗イメージ

  • 「CAFE LAube」店舗イメージ

「お持ち帰りからあげ・ピザ専門店 鶏王」は盛岡産のりんごや蜂蜜を使った漬けダレによるからあげと、和風ピザを提供。「CAFE&BEER Lit work place」は自家製ベーグルと挽きたてコーヒー、県内産食材を使った料理、自社醸造のクラフトビールを提供するカフェとなる。「CAFE LAube(カフェ ローブ)」はオーナーが設計・製作した焙煎機で焙煎したコーヒーと自家製団子、手作りスイーツを提供する。