東京都府中市(ふちゅうし)は、国指定の重要文化財を含む有形無形の文化財が数多く存在し、歴史の面影が色濃く残るまち。「府中」という地名は、奈良・平安時代に武蔵国を治めていた役所である国府が、この地に置かれていたことに由来するのだそう。
瀬や波の音に心が和む多摩川、ムサシノキスゲが可憐に咲く浅間山、国指定天然記念物「馬場大門のケヤキ並木」など、豊かな自然にも恵まれている同市。人口約5万人で昭和29年に市制を施行し、半世紀以上にわたる歩みの中で、高い行政水準を持つ多摩地域の中核的都市として発展し、現在は人口約26万人を擁するまでになりました。
そんな府中市にある「府中市美術館」は、「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマに2000年10月開館。緑豊かな都立府中の森公園の中にあり、身近に美術と出会うことができます。
1階は誰でも無料で入場できるスペースで、公開制作室、美術図書室、市民ギャラリーなどの施設のほか、ミュージアムショップやカフェがあります。2階は落ち着いた展示空間で、国内外のさまざまな美術を紹介する企画展や、江戸後期から現代にいたる所蔵作品を紹介するコレクション展を鑑賞できるそうです。
また、「アートスタジオ」という子どもから大人まで楽しめるワークショップや、展覧会講座などのイベントが開催され、美術の魅力に触れる機会が提供されているのも魅力的です。
今回はその「府中市美術館」で開催される企画展「春の江戸絵画まつり 司馬江漢(しばこうかん)と亜欧堂田善(あおうどうでんぜん) かっこいい油絵」を紹介します。「春の江戸絵画まつり」は毎年恒例の企画展で、さまざまな切り口から江戸時代の絵画の魅力を紹介し、好評を博してきたのだそう。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になったイベントとふるさと納税返礼品を紹介していきます。
今回は「府中市美術館企画展『春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵』」の詳細と、返礼品について調べてみました!
貴重な作品を鑑賞! 「府中市美術館企画展『春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵』」について
・イベント名:府中市美術館企画展「春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵」
・会期:2025年3月15日(土)~5月11日(日)
前期:3月15日(土)~4月13日(日)
後期:4月15日(火)~5月11日(日)
※作品の大幅な展示替えを行います。
・開館時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時半まで)
・休館日:月曜(5月5日は開館)
・開催場所:府中市美術館(府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内))
・アクセス:【公共交通機関】 京王線「東府中駅」から徒歩約17分/ 京王線「東府中駅」・「府中駅」、JR中央線「武蔵小金井駅」・「国分寺駅」からバスの利用が便利です。
※公共交通機関の最新の運行情報・運休情報につきましては、各社のホームページ等をご確認ください。
・入場料:一般 800円、高校生・大学生 400円、小・中学生 200円 ※未就学児は無料
2025年3月15日(土)から5月11日(日)まで開催される企画展「春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵」。江戸時代、鎖国下の日本で西洋の油絵技法を取り入れて独自の絵を追求した画家・司馬江漢と亜欧堂田善を紹介します。
二人の油絵は、荏胡麻(えごま)の油などを使って自分で調合した絵具で、日本で古くから使われてきた薄くて繊細な絵絹(えぎぬ)に描いているので、滑らかでさらりとして、明朗かつ落ち着きのある色をしているのが特徴。
本展覧会では、油絵だけでなく、銅版画や墨、在来の絵具を使った作品も見ることができるのだそう。二人の生い立ち、画家としての立場や環境の違い、目指すものの違いなど持ち味の違いにも注目しつつ、不思議な趣きのある洋風画の魅力に迫ります。
科学者であり文人でもあった江漢と、幕府老中もつとめた白河藩主松平定信のもとで黙々と技術を極めた田善。二人の違いが作品にどう表れているかも、大きな見所の一つなのだとか! 前期・後期で展示作品の大幅な入れ替えがあり、二度楽しむことができます。
また、同時開催の「コレクション展」では、明治・大正・昭和から現代に至るまでの本美術館所蔵の名品の数々を紹介。館内には展覧会を楽しんだ後にゆったり過ごすことができるカフェやミュージアムショップもあります。
自治体からのメッセージ
府中市美術館は緑豊かな都立府中の森公園の中にあり、「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマに、国内外のさまざまな美術を紹介する企画展や、江戸後期から現代にいたる所蔵作品を紹介するコレクション展、アーティストの制作活動を間近で見られる公開制作、子どもから大人まで楽しめるワークショップ等を開催しています。館内にはカフェやミュージアムショップもあり、展覧会を楽しんだ後にリラックスすることもできます。
開催中の企画展「春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵」では、江戸時代、鎖国下の日本で西洋の油絵技法を取り入れて独自の絵を追求した画家、司馬江漢と亜欧堂田善を紹介します。江戸絵画ブームとも言われる昨今ですが、司馬江漢や亜欧堂田善などの「洋風画」の展覧会が開かれることは稀です。特に江漢の展覧会は、2001年に当館で開催してから一度もありませんでしたので、大変貴重な機会です。二人の持ち味の違いにも注目しつつ、不思議な趣きのある洋風画の魅力をお楽しみください。
府中市のふるさと納税返礼品について
今回紹介した「府中市美術館」で使える年間パスポート、府中市美術館賛助会員(サポーティング・メンバーズ)を紹介します。本イベントだけでなく、年間を通じて実施されるさまざまな展覧会で、多くの美術品を楽しめる返礼品です。
府中市美術館メンバーシップ(年間パスポート)
・提供事業者:府中市
・内容:府中市美術館メンバーシップ(年間パスポート)
・寄附金額:1万円
入会日から1年間、すべての企画展および常設展を会員証の提示で無料で鑑賞できる年間パスポート。年2回発行の「府中市美術館だより」と年間スケジュールが届いたり、府中市美術館内のミュージアムショップで「展覧会図録」を100円引きで購入できたりと手厚いサービスがあるのも特徴です。
府中市美術館賛助会員(サポーティング・メンバーズ)
・提供事業者:府中市
・内容:府中市美術館賛助会員(サポーティング・メンバーズ)
・寄附金額:2万円
府中市美術館の理念と事業に賛同・応援し、その活動にさらに積極的に関わりつつ、楽しむためのプログラムである「府中市美術館賛助会員(サポーティング・メンバーズ)」。年間パスポートと同様のサービスのほか、美術館スタンプが押印された年間スケジュールの配布、展覧会レセプションの招待状が届くそうです。
今回は東京都府中市のイベント「府中市美術館企画展『春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵』」と、返礼品を紹介しました。司馬江漢と亜欧堂田善の西洋画を存分に堪能できる展覧会です。二人の魅力の違いを環境や生きざまの違いから見比べることができるのも楽しそう! 気になった人は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。