リフの惑星が語る、新体制初ミニアルバム、UKロックからモータウン、ハバナイからの影響

インパクトのあるバンド名とは裏腹に、抒情的でダンサブルなバンドサウンドを奏でる3ピースバンド、リフの惑星。2016年秋に元the ogtzの緒方とThe SALOVERSの小林を中心に結成され、メンバーの脱加入を経て、2024年10月から、オガタリョウ(Vo.Gt.)、中所靖子(Ba.)、かまだあき(Dr.)の3人体制で再スタートを切っている。

現体制初となるミニアルバム『salt』は、これまでの音楽性とは異なり、シンセのリフが入るなど、オガタが表現したかったというダンスサウンドが具現化されている。オアシスをはじめとしたブリットポップやガレージリバイバルなどに影響を受けたオガタと、歌謡曲をルーツに持ちモータウンを好むかまだ、能やクラシックをルーツに持ちながらもオルタナティブロックへと目覚めた中所という3人が作り上げたミニアルバムについて、インタビューで迫った。

ーこれまで何度も聞かれている質問だと思うんですけど、バンド名の由来はどこから来ているんですか?

オガタ:最初にバンドを始めたとき、メンバーと飲み屋で小さい紙に「自分の好きなバンド名」を書いて出すことを延々と10周くらいやってたんですよ。で、いつの間にか、誰かが出した案と何かが混ざって決まった感じで、「リフの惑星でいいんじゃない?」ってなっていて(笑)。検索して引っかかる名前がいいよねっていうのだけは、最初から決めてました。

ーリフにめっちゃこだわってるバンド、って思われたりしません?

オガタ:めっちゃ思われます(笑)。以前、ラジオで曲をかけてもらったとき、DJの方が「リフの惑星って言うんだから、もっとリフを押してもいいのにね」って言っていて(笑)。

中所:「おお、リフか!」って言われたりします。「大きく出たね~」って(笑)。

ー2024年10月から現3人体制になったということで、改めてそれぞれの音楽的なルーツをお伺いしたいんですけど。まずオガタさんは、どんな音楽を聴いてきたんでしょう?

オガタ:基本的には、オアシスから入りました。UKロックが好きで、オアシス、レディオヘッド、アークティック・モンキーズはセカンド(『フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー』)が出たくらいにリアルタイムでハマりました。邦楽だと、バンドをやってる兄貴がいる友達に「ブランキー(・ジェット・シティバンド)とミッシェル(・ガン・エレファント)を聴け」ってずっと言われていて。俺、この2人と違って高校時代に、あまり楽器をちゃんとやってなくて。ずっとサッカーをやっていたので、そのあとフラフラっと軽音に入ったんです。音楽はずっと好きだったけど、ちゃんと楽器を練習してたわけでもなくて。UKに惹かれたのは、上手くないけどかっこいい、みたいな感じがあったからというのもあるかもしれないです。

オガタリョウ(Vo.Gt.)

ー自分で曲を作って、ライブハウスでやり始めたのはいつごろなんですか?

オガタ:最初に楽器を持ったのは15歳くらい。でも、自分で曲を作ってライブハウスでちゃんとやるようになったのは20〜21歳くらいですね。それまでは、ディスクユニオンに行ってCDを買って聴いてるだけの時期が6年くらいあって。ちゃんとライブをやるのが遅かったんです。10代向けのオーディション系にも出てなくて。出たいと思ってなかったというより、そもそも知らなかったんですよ。オリジナルも作ってなかったし、ライブハウスにも出てなかったから情報が入ってこなくて。逆に、そういう時間があったから、今も続けられているのかもしれないです。

ー続けて、かまださんの音楽的ルーツを教えてもらえますか?

かまだ:最初に音楽に触れたのは、親に連れられて行ったフォーク系のライブで、一番よく行っていたのは南こうせつさん。僕、J-POPとか歌メロがきれいな、ちょっと歌謡曲っぽいのがすごく好きなんですけど、その影響が大きいのかなって後から気づきました。兄も音楽が好きで、最初にハマったのはDEENとか、いわゆる”ビーイング系”。そこからビジュアル系にも触れて、ドハマりしたのがJanne Da Arc。あと、L'Arc〜en〜Cielにもすごくハマってずっと聴いていました。

かまだあき(Dr.)

ードラムとの出会いはいつだったんですか?

かまだ:小学校のとき、音楽委員会に入っていて、月1で音楽集会があったんですよ。ある日、「ドラムやってみない?」って言われて、小5で、600〜700人くらいの前で演奏しました。そのときのことを先生が覚えていてくれて、卒業前の「6年生を送る会」で「もう一回やってみない?」って声をかけてもらって、それがめちゃくちゃ楽しくて。初めて「人前で特別なことをした」っていう感覚があったし、初めて「人に認められた」って感じて。そこから中学からちゃんとやりたいって思って、レッスンにも通い始めたんです。

ー高校卒業後は、聴く音楽にも変化が?

かまだ:音楽系の大学に進んだので、先生から「これ聴いてみなよ」って言われることもあったし、自分でも勉強がてら、いろいろ聴くようになりました。その中でも、モータウンとか、リズム系の楽曲を多く聴いてました。モータウンのベスト盤を友人から借りて、100曲くらいひたすらドラムを合わせたり、とにかく延々と叩いてましたね。共通してるのは、メロディがキャッチーで美しいってところ。そういうのがやっぱり好きなんだと思います。

ーそして、中所さんの音楽的ルーツについて教えてください。

中所:私は親の影響で、子どもの頃から能をやっていました。うちの家は、食事中は「ラジオだけ」っていうルールがあって、クラシックだけ聴いて育ったんです。あとはアニメの主題歌ぐらい。小学校3年生のとき、テレビで観た葉加瀬太郎さんのインタビューで、「いじめられたこともあったけど、バイオリンがあったから大丈夫だった」っていう話を聞いて、「音楽があれば大丈夫なんだ」って思ってヴァイオリンをはじめたんです。

ー素敵なきっかけですね。

中所:中学生になると能とヴァイオリンは辞めて、吹奏楽部に入ってクラリネットを始めました。中学3年生のときに軽い気持ちでコンクールに応募したら、テープ審査に受かって全国大会に出ることになって、高校はクラリネット専攻で入りました。でもクラシックって譜面通りに演奏するのが前提で、窮屈に感じていたときに、GLAYにハマったんです。高校で「バンドやりたいんですけど、空いてるパートありますか?」って聞いたら、「ベースが空いてるよ」と言われて、そこからずっとベースを続けています。

中所靖子(Ba.)

ー高校卒業後はどうされたんですか?

中所:卒業後は音楽の専門学校に進みました。専門に行くと、みんなファンクとか、難しい方に行くんですよ。私はその反抗心なのか、グランジバンドを始めて(笑)。あと、専門に入ると洋楽を聴いてる方がカッコイイ風潮があったので、いっぱい洋楽も聴いてましたね。とりあえずマーカス・ミラーから聴いてみようみたいな(笑)。でも最終的に、グランジオルタナが一番好きでしたね。

ー3人の中では、オカダさんが一番バンドを始めたのが遅いわけですが、今もこうして続けているということは、音楽に対しての強い特別な感情があったんですね。

オガタ:曲を作って、リリースするのがすごく好きなんですよ。生まれて初めてCDをリリースしたとき、タワレコに並んでるのを見たときに、「あ、俺たぶん一生これやめらんないな」って思いましたね。自分で作ったものが自分のものじゃなくなって、世の中にバーンと出ていく感じがすごく良かった。最初にYouTubeでMVを出したときも、アンチコメントがついたのが、ちょっと嬉しかったんですよ(笑)。

ーアンチコメントを喜べるのはすごいですね。

オガタ:「俺、”そっち側”に来たんだ」って思えたというか。音楽を届ける立場になれたことが単純に嬉しくて。アンチがついて嬉しいなんて、たぶん10代でバンドをやって、すぐ売れたら絶対思わなかったと思うんです。でも俺は10代のうちにバンドすらやれてなかったから、余計に「聴いてもらえてる」こと自体が嬉しくて。

ーYouTubeで公開した「BOY (with strings)」は10万回以上の再生数を記録しています。この曲は、まさにオアシスの「ホワットエヴァー」感がありますよね。

オガタ:ミックスが上がってきたとき、エンジニアさんから「もっと寄せます?」って聞かれたりして(笑)。でも、元々はDinosaur Jr.の「Get Me」的な曲だったんですよ。もっとダイナソー味のある曲だったけど、「オアシスっぽいな」ってなってからは、オアシス好きだし、そっちのほうが面白いし。「いい曲でしょ?」って、そんなテンションでやってます。

ー2022年にはブラック・クロウズの来日公演でオープニングアクトを務めたんですよね。すごいことですよね。

オガタ:いや、ほんとに。まだ2人が加入する前の話なんですけど、人生で一番緊張しましたね。あまりに緊張しすぎて、途中から「このまま逃げた方がいいんじゃないか?」って思うくらい記憶がないです(笑)。ビートルズの「Helter Skelter」のカバーをやったんですけど、それがすごくよかったってブラック・クロウズのメンバーから言ってもらえて。「俺はこのことを一生自慢して生きていこう」って決めました(笑)。「リフが弱い」とか言われても、もう関係ないって(笑)。

ーそしてこのたびリリースされるミニアルバム『salt』が、3人になって初作品なんですよね。「ファウスト」とか「forever young」というタイトルもそうですし、シンセのリフも含めて、Have a Nice Day!っぽさを感じたというか。前作とだいぶ空気感が違う気がしました。

オガタ:それは嬉しいです。去年1月にひとりになる前から、いろんなライブを観に行ってて、ハバナイのライブも観たんです。ある意味、ハバナイも”ひとりバンド”じゃないですか。踊れるし、切ないメロディーもあるし、歌えるし、ライブも最高で。自分が目指したい音楽像にすごく近いなと思って。”踊れるビート”の曲はずっとやりたかったんです。4つ打ちにこだわってるわけじゃないけど、乗れる感じのビートには惹かれますね。そういう意味でも、ハバナイの影響は確実にあると思います。

ー特に「never ender」のシンセ・リフは、めちゃくちゃハバナイ感がありますよね。

中所:あの曲は、サポートでキーボードを弾いてくれてる子が、レコーディングにも参加してくれたんです。おかげで、制作できる幅がすごく広がりました。

オガタ:キーボードと一緒にバンドやるのが人生で初めてだったんです。どんな感じになるのか分からなかったけど、「こういう音が欲しい」って伝えると、すぐ返してくれて。その感覚が「never ender」とか「ファウスト」のシンセの感じにすごく表れてると思います。もともとは「7曲中2曲くらいにシンセ入れられたらいいかな」って思ってたんですけど、いざやってみたら楽しすぎて、気づいたらシンセがガッツリ入っていました(笑)。

ーオガタさん自身が聴いていた音楽の変化も反映されてる感じがしますね。

オガタ:ひとりになったことで、やりたかったけどできなかったことを、ようやく形にできるようになったんです。シンセの導入もそうだし、ハバナイみたいな”ダンス寄り”のサウンドもそう。だから、「急に方向性変わった」というよりは、「もともと自分の中にあったものが、やっと出せた」って感じですね。

ー今回の7曲の中で、特に思い入れのある曲を1人ずつ聞かせてもらえますか?

中所:私は、今までずっと指弾きでベースを弾いてきたんですけど、「ファウスト」で初めてピック弾きに挑戦したんです。今ではライブでも他の曲でピック弾きするようになったんですけど、そういう新しい挑戦ができたのが、すごく印象に残ってます。最初にオガタさんから6曲くらいデモが送られてきたんですけど、「この中でやるなら、この2曲かな」って自分で思ってたら、かまだくんと選んだ曲が完全に一致してて、それも嬉しかったです。

ーちなみに、どの曲ですか?

中所:「shanghai」と「メロディー」です。「メロディー」も思い入れがあって。ベースラインをたくさん動かそうって意識して作ったんです。普段はルート弾きが好きなんですけど、「この曲はもっと動きたい」って思って。めちゃくちゃ苦戦しながら、泣きながら組み立てました(笑)。

ーかまださんはいかがでしょうか?

かまだ:制作の時期が分かれてる印象が強くて。最初の4曲は、まだサポートメンバーとしての立場で参加していた頃に作ったものなので、オガタくんのデモを聴いて、どうすれば”リフの惑星=オガタリョウ”をより良く引き立てられるか」ってことを意識してました。ドラムとして「前に出る」というより支える意識が強かった。でも、後半の3曲(「shanghai」「メロディー」「ファウスト」)は、元旦にデモが送られてきて。すでに3人の関係性もできてきてたし、スタジオでも「ああだこうだ」言い合える空気ができてたんですよね。

中所:うん、その頃にはメンバーとしてちゃんと活動してたからね。

かまだ:最初の方は「これはどうですか?」「OKですか?」「じゃあこれで」みたいな感じでオガタくん中心の体制だったけど、後半はもっと「こうしたほうがよくない?」って意見も出し合えたし、より”バンド感”のある制作ができた気がします。

ーさっきおっしゃっていた「shanghai」と「メロディー」を、かまださんと中所さんが選んだポイントって、どういうところだったんでしょう?

中所:私は聴いた瞬間「これは私が弾いたらカッコいいな」って思いました(笑)。

かまだ:たしかにどっちもベースがテーマになってるというか、印象的ですよね。「リフの惑星」っていうバンド名がどうかは別として、テーマがしっかりある曲っていうか。曲のかっこよさとか、キャッチーさがパッと伝わってきた。「勝てる曲だな」って。

中所:ベースが前に出ていく曲だと、やっぱりプレイヤーとしてテンション上がりますね。

かまだ:そういう意味では、中所さんが「メンバーとしてやっていく」っていう意思表示も感じられる曲だったかも。バンド感がすごくあった。

ーオガタさんは、今作の中で特に思い入れのある曲を上げるとしたら?

オガタ:毎回デモを作った時は「これ絶対売れるわ!」って思うんですけど、その中でも特に強く思ったのが「新しい世界」ですね。この曲は、前のメンバーが抜けたタイミングでできた曲で。そこから今の2人とサポートのキーボードの子に入ってもらって、初めて完成した。このメンバーじゃなきゃできなかった曲っていう意味で、思い入れはすごく強いです。

中所:私が「新しい世界」を最初にライブで観たのが、ちょうどメンバーが抜けるってSNSで知った時で。「あ、この曲、私が弾くことになるかも」って思いながら観てました。

かまだ:それ、まだ声かける前のタイミング?

中所:うん。たしか下北沢Daisy barでのライブだったと思う。前のメンバーの最後のライブで、オガタさんが弾き語りで1曲だけ「新しい世界」をやったんですよね。

オガタ:逆に「shanghai」とかは、自分では「これは採用されないだろうな」と思ってたんです。試しに送ってみたら、2人が「これ、いいじゃん!」って言ってくれて。

中所:今ではライブでもいちばん評判がいい曲になってますよね。

オガタ:本当にそう。だから「自分のセンスってわかんないな」って思いました(笑)。もし自分がソロで活動してたら、「shanghai」みたいな曲はやってなかったと思うし、リリースもしなかったかもしれない。そういう意味でも、バンドって面白いなって。

ー「shanghai」は、中華っぽいサウンドの雰囲気から、このタイトルになったんですか?

かまだ:そうですね。そのまま行くんだ、とは思いましたけど(笑)。

オガタ:僕、そういう”そのまま”が好きなんですよ。ザ・ミュージックってバンドがいるじゃないですか? あのバンドって曲名が「The People」とか「Dance」とか「Human」とか、すごくシンプルなんですよ。そういうのが、すごく好きで。

ー「新しい世界」は、体制の移行期に生まれた曲ということもあり、タイトルにも当時の心情が出ていると思いますか?

オガタ:出ていると思います。普段は、自分の気持ちと歌詞や曲がそこまでリンクすることってないんですけど、「新しい世界」に関してはさすがにありましたね。メンバーが抜けることに絶望していたわけではないんですけど、それでもいろいろ思うところはあって。辞めようと思えば、辞めてもよかったと思うんです。でも「続ける」って決めてから作った曲なので、歌詞やサビのメロディー、タイトルにも、その気持ちは反映されてると思います。

ーミニアルバムのタイトルを『salt』にしたのは、どういう理由だったんですか?

オガタ:さっきも言ったように、意味のない単語をパッとつけるのが好きなんです。洋楽っぽいというか。3人で下北沢のガストに集まって、「ミニアルバムのタイトルどうする?」って話してて、「じゃあ”salt”でいいんじゃない?」って決まりました(笑)。

中所:テーブルに塩があったんですよね(笑)。今思えば、シナモンとかでもよかったかも。

オガタ:でも、”しょっぱさ”がある感じがいいなと思って。

中所:「ペッパー」はちょっと響きが可愛すぎてNGでした(笑)。

ーそのゆるさ、すごくいいですね(笑)。

オガタ:新体制になって初のリリースだったし、意味のあるタイトルにしようと思えば全然できたと思うんですよ。たとえば「新しい世界」とかをそのままタイトルにしたら、いかにも意味ありげな感じになるじゃないですか。でもたしか、かまだくんが「そういうのはちょっと違うかも」って言ってくれて。「あ、よかった、自分と一緒だ」って思って。

ーかまださんはどうしてそういう発言をされたんですか?

かまだ:リフの惑星のライブって、お酒を飲みながらフラフラしつつ、ゆるく楽しんでくれているお客さんが多いんですよ。そういう雰囲気が好きで、あまり堅苦しくしたくないというか。「このタイトルにはこういう意味が込められていて」とか、そういうふうに構えたくないんです。ただ、ふわっと音楽に浸って楽しんでほしいんですよね。曲に意味が込められてる、説明が前に出すぎると、聴いてるときに引っ張られちゃうんですよね。

オガタ:もちろん明確なテーマがあればそれもいいんですけど、「この曲はこう聴いてほしい」って限定しちゃう感覚があまり好きじゃなくて。洋楽が好きな理由もそこにあるのかもしれないです。

中所:歌詞の意味を聴き手が自由に感じ取れる方が、想像の余白があって面白いですよね。

かまだ:うん。リスナーが考察してくれて「こういう意味なのかな」って思ってくれる方がいい。それが音楽の楽しみ方だと思う。

ーバンドとして、この3人はすごく相性がいいんですね。

オガタ:そこは本当に嬉しかったです。今まで一番意見が合ったかもしれない。

かまだ:「salt」っていうタイトルも、調味料的な意味でいいなって。主役じゃなくても、誰かの人生や日々の中に、ちょっとした味付けになればいいなって。後付けですけど(笑)。

オガタ:結果的に「salt」っていう言葉も、字面も、音の響きも含めて、ぴったりだった気がします。

ー4月23日(水)には、下北沢Daisy barにてリリースーパーティが開催されます。音楽だけでなく、お笑い芸人のさすらいラビー、サツマカワRPGさんも出演するんですね。

オガタ:お笑い芸人を呼んでいるのは、完全に僕の趣味なんです(笑)。昔から自分のイベントに芸人さんを呼ぶのが好きで。「バンドだけでよくない?」って言われることもあるんですけど、売れるためとか流行ってるからとかじゃなくて、「単純に自分が楽しいイベントにしたい」っていうだけ。なので、「この人面白い!」って思った人に直接DMでオファーしてます(笑)。バンドに関しては、今回は2人の意見もちゃんと聞いて。

中所:私が以前から知っていたIRIS MONDOをオススメしました。かっこよくて、一緒にやったら面白いんじゃないかなと思って。

オガタ:もう1組SuperBackってバンドは、だいぶ前に対バンしたことがあったんですけど、めっちゃザ・ラプチャーっぽいんですよ。ずっと憧れてたスタイルだったので、「最近上京したらしい」って噂を聞いて、今回声をかけました。

ーこの日は、リフの惑星としての出発点みたいな感覚もあるんですか?

オガタ:うーん……俺としてはもうスタートは切ってるって感覚ですね。「ここから!」というより、「ここからもっと加速していくぜ」みたいな。「一区切り」っていうより、「この勢いで走り抜けていくぞ」っていうモードです。ライブもするし、企画もやるし、曲も出すし。そんな1年にしたい。この勢いのまま突っ走れたらいいなって思ってます。

かまだ:23日にライブを見て、30日にミニアルバムを買って聴いてください!

オガタ:ちなみに、4月が僕の誕生日で、リリースがたまたま被ったんです。誕生日ウィーク、バースデーリリースなので、誕生日を祝うつもりで来てくれてもいいし、買ってくれてもめっちゃ嬉しいです(笑)。活動を続けていくで「売れなくてもいい」みたいなスカした感じはなくて。「売れなきゃダメ!」ってちゃんと宣言していきたいと思っています。

かまだ:マジで売れなきゃ続けられないですからね。

中所:お金も時間もかけてますから。7曲は7分じゃ作れない(笑)。

オガタ:魂がこもってます。本当に聴いてほしいし、見に来てほしい。ぜひチケット買って足を運んでくれたら嬉しいです!

<リリース情報>

リフの惑星

『salt』

=収録曲=

1. 新しい世界

2. shanghai

3. ファウスト

4. メロディー

5. never ender シンセのリフ、ハバナイ

6. forever young

7. クラシック

<ライブ情報>

リフの惑星pre."Hello,my friend vol.6"

2025年4月23日(水)下北沢daisybar

https://riffnowakusei.ryzm.jp/live/598df937-9d67-45ed-b8ea-3cfdc104f760/ticket

リフの惑星 HP https://riffnowakusei.ryzm.jp/