LINEヤフーが保有するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は、全国の10~60代の男女を対象に「ふだん自分で作る料理」や「料理をする頻度」「どんな料理を作るのか」「レシピの参考にしているもの」などについて調査を行った。以下がその調査結果となっている。

【週に1日以上】料理をしている人は、全体で6割台後半

お弁当や自宅以外での食事も含め、普段自分でどのくらい料理をしているかを尋ねた(スイーツやお菓子作りは除く)。

全体では「ほぼ毎日」が3割台半ばであり、「ほぼ毎日」「週に4~5日」「週に2~3日」「週に1日」を合わせた【週に1日以上】は6割台となった。「まったくしない」の割合は1割強であった。

また、【週に1日以上】の割合は女性のほうが高かったが、男性でも約5割が料理をしていることがわかった。さらに、年代が上がるにつれて料理をしている割合も高まっていた。

自分で作る料理は?「目玉焼き/卵焼き」「カレー・シチュー」がTOP2

普段料理をする人に、自分で作ることのある料理を尋ねた。

全体では「目玉焼き/卵焼き」「カレー・シチュー」が6割強でTOP2となった。上位には「みそ汁/豚汁」「鍋料理」などの汁物系、「うどん/そば」「パスタ料理」「焼きそば/焼うどん」「チャーハン」などの麺・主食系、「サラダ」「和食系の炒め物(野菜炒め、きんぴらごぼうなど)」といった副菜まで幅広くランクインしており、和洋中さまざまなジャンルの料理が作られているようだ。

グラフにはないが、全体的に女性のほうが各項目の割合が高い傾向がみられたものの、「ラーメン」は男女差がなく、どちらも4割台半ばであった。

年代別では、「サラダ」「煮物」「焼き魚」「焼肉」は年代が上がるにつれて割合が高くなっており、野菜を使った料理や和食が好まれているといえる。

10~20代では、普段料理をする人の割合は低めだったが、料理をする人の中では10代で「目玉焼き/卵焼き」、20代で「パスタ料理」「カレー・シチュー」が4割台と比較的高い割合であった。

エリア別にみると、北海道では「カレー・シチュー」「みそ汁/豚汁」「パスタ料理」「鍋料理」の割合が他地域より高いことがわかった。

料理をする際に参考にするのは「レシピサイト・アプリ」が6割強

普段料理をする人に、自分で料理を作るときにレシピや調理方法などを参考にしているものを尋ねた。

全体では「レシピサイト・アプリ」が6割強で1位となった。2位以降は「YouTube」「レシピ本(電子版含む)」「食品メーカーのサイト」「Instagram」「まわりの人(家族や友だちなど)からの話」と続いた。

年代別にみると、すべての年代で「レシピサイト・アプリ」が1位となり、特に20~50代女性では7割台と圧倒的に高かった。「YouTube」は年代が下がるほど割合が高く、10代では4割台半ばで2位となった。「Instagram」も10~30代では3割台と高かった。

一方、「レシピ本」は年代が上がるにつれて割合が高くなり、50~60代では2割台後半で2位にランクインしている。10代では「まわりの人からの話」が2割台後半で4位、60代では「テレビ」や「外食で食べた料理」が比較的高い割合を示していた。

【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年3月5日~2025年3月7日
有効回収数:5254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合や、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある