野菜をスパスパ切ってくれる便利なスライサーですが、勢いあまって指まで切ってしまうこと、ありませんか? 消費者庁には、スライサーによる事故報告が多く寄せられているようです。

【スライサーでの事故に注意】
調理を簡単にするスライサーは多くのご家庭で使われている調理器具の一つです。使用時のみならず、保管方法等にも注意し、けがを防ぎましょう!
○使用の際は手の位置に注意
〇食材をつかむホルダーの使用
などで事故防止
詳しくはこちら
https://caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20250314
(@caa_kodomoより引用)

スライサーって便利ですよね。野菜をうす〜く細〜く切りたい時に重宝しますが、気を付けたいのが手や指の事故。消費者庁に寄せられた事例をみると……

・「スライサーで野菜をスライスしていたところ、誤って薬指の先を切ってしまった。5時間ほど出血が止まらずに医療機関を受診。全治3週間と診断された」

・「食材を押さえる道具が付いていたが、使わずに素手で玉ねぎをにぎって調理したところ、スライサーで中指を受傷した」

・「調理でスライサーを使用した後に流水で洗っていたところ、スライサーの刃で右手中指の腹を切った。絆創膏では止血できず、包帯を使って止血した」

・「保護者が台所で料理中、こどもが『一人でやりたい』と言い出してリビングできゅうりをスライスしていたところ、スライサーで右小指を切った」


どれも事故の状況が目に浮かびます。気を付けて扱っているつもりでも、うっかり切ってしまうんですよね。こうした事故を防ぐために、消費者庁では次のことを呼びかけています。

  • スライスする時には、手が刃に当たらないか常に意識する。
  • 食材をつかむホルダーの使用など、製品ごとの使用方法を確認し正しく使用する。
  • 使用時のみならず、後片付けなどで洗う際や、保管時なども、刃に触れないように注意する。
  • スライスする野菜などが手で持ちにくい場合は、無理にスライサーを使わず包丁の使用を検討する。
  • こどもに使わせる際には、安全に使うことができるかを見極めて使わせる。

どんなに気を付けていても、慣れが油断に繋がってしまうことも……。忙しい家事を助けてくれるお助けアイテム、定期的に注意事項を確認しながら、安全に正しく使用しましょう!