
ヴィッセル神戸は31日、MF森岡亮太が現役を引退することを発表した。
現在33歳の森岡は久御山高校から2010年に神戸に加入。2016年1月にシロンスク・ヴロツワフ(ポーランド)へ完全移籍となると、その後はワースラント・ベフェレン(ベルギー)やアンデルレヒト(ベルギー)、シャルルロワ(ベルギー)でのプレーを経て、2024年8月に8年半ぶりに神戸に復帰していた。
昨季、神戸ではリーグ戦での出場機会はなく、天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会で1試合出場1得点、AFCチャンピオンズリーグエリートで1試合の出場にとどまっていた。クラブから契約満了などの発表がないなか、今季はメンバーに登録されていなかったが、現役を引退することが明らかになった。
なお、キャリア通算ではJ1リーグで113試合出場12得点、J2リーグでは18試合出場5得点、エクストラクラサ(ポーランド1部)では51試合出場15得点、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)では171試合出場26得点、ヨーロッパリーグ(EL)では3試合出場などを記録。また、2014年には日本代表デビューを飾り、通算5試合に出場した経歴を持っている。
現役引退を決断した森岡は神戸のクラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントを発表している。
「このたび、2025年3月31日をもちまして、サッカー選手としての現役生活に区切りをつけることを決断しました。高校卒業後からの6年間、そして現役最後となった半年間、ヴィッセル神戸の選手としてプレーできたことは、自分にとってかけがえのない時間でした」
「ラストシーズン、自分にとって最後のホームゲームとなった天皇杯準々決勝で得点を決められた瞬間は、きっと一生忘れません。そして、試合後にスタンドから響いた自分のチャント。あのときの光景と音は、今も心に焼き付いています」
「これまで応援してくださった全ての皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの声援が、僕を支え、成長させてくれました。サッカーを通じて、たくさんの出会いと学び、そして喜びを得ることができたことに、心から感謝しています」
「これからの人生でも、このサッカー人生で得たすべてを大切にしながら、新たなチャレンジに向かって進んでいきます。本当にありがとうございました。 森岡亮太」