三井住友トラストクラブと全日本空輸は4月1日、「ANAダイナース プレミアム メタルカード」および「ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアム メタルカード」の発行を開始する。
「ANAダイナース プレミアムカードにもメタルカードを」との要望を受け、両社が試行錯誤を重ね、デザインや質感にこだわって開発された。ANAカードとしては初、ダイナースクラブも提携カードとしては初のメタルカードが誕生する。
年会費は無料で、発行手数料は55,000円となる。申込対象は、ANAダイナース プレミアムカードまたはANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカードを所有する本会員に限られ、家族会員は申し込みできない。2025年の発行枚数は2,000枚で、2026年以降は増加が予定されている。なお、ANAダイナース プレミアム メタルカードとANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアム メタルカードは同一デザインとなる。
開発にあたり苦労した点や、こだわりのポイント、ダイナースクラブが先行して発行している他券種のメタルカードとの違いなどを、両社の開発担当者が回答している。
——メタルカードを開発するに至った経緯は?
「このカードを開発した理由は、大変多くの会員様から発行を望むお声をいただき、その期待に応えたいとの想いからです。これまで当社のメタルカードは、ダイナースクラブ プレミアムカードをはじめ、プロパーカード(提携企業のない独自カード)のみが追加発行対象でしたが、提携カードとして初めてのメタルカードの開発を行うべく、ANA様に協力を依頼しました」(ダイナースクラブ担当者)
「提携カードとして初のメタルカードを発行されるにあたり、まずANAにお声掛けいただいたこと、大変光栄に思いました。同時に、ダイナースクラブ様とのこれまでの信頼関係があれば、会員様のご期待に応えられる、納得のいくカードの開発に取り組めると確信いたしました」(ANA担当者)
——開発にあたり苦労した点は?
「提携カードであるため、ダイナースクラブのロゴとANA CARDの文字をバランス良く配置しつつ、シンプルでスマートなデザインに仕上げることに苦労しました。限られたスケジュールの中でしたが、券面色の選定をはじめ、ANA様と共に丁寧に調整を行うことで、良いデザインに仕上がったと思っています」(ダイナースクラブ担当者)
「デザイン性が重要だという点については両社共通の認識でしたので、同じ色でも微妙に異なる色味やロゴの僅かな位置バランスについて、ダイナースクラブ様と協議をしながら試作を重ねました。テスト版を手にした時の感動は忘れられません」(ANA担当者)
——機能やデザインの特徴は?
「メタルカード特有の金属感をお愉しみいただけることはもちろん、世界地図の大陸部分で鏡面感を表現し、洗練されたデザインにした点がポイントです。また、ICカード決済のほかタッチ決済にも対応していますので、日常から特別なシーンまで便利にご利用いただけます」(ダイナースクラブ担当者)
「券面にあしらったグローブ(地球儀)のラインと大陸部分の光沢感は、世界中のヒト・モノ・コトの新たな出会いやつながりを創出するANAグループの経営ビジョンにも通ずるものがあります。会員の皆様にはぜひこのメタルカードを持って、各地への旅行や日常を楽しんでいただきたいです」(ANA担当者)