元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が21日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【成績予想】本当に大丈夫!? 巨人の新外国人キャベッジをラミレスが徹底分析!! 逆方向に打てる理由とは!? 課題も浮き彫りに? 【プロ野球分析ニュース】」に出演。巨人の新外国人であるトレイ・キャベッジに感じる不安を明かした。
トレイ・キャベッジに感じる不安
大リーグのロサンゼルス・エンゼルスなどでプレーした経験を持ち、昨年オフに巨人に入団したキャベッジ。大リーグでは通算67試合の出場ながらも、2023年は3Aソルトレークで打率.306、30本塁打、32盗塁の“トリプルスリー”を達成するなど、走攻で好成績を残した。
チームでは岡本和真の後の5番を期待されているキャベッジだが、ラミレス氏は「彼のアメリカでの数字を見ると、少し不安な材料があるね」とコメント。
その理由について「彼は主にマイナーリーグで9年間プレーしたけど、9年間で280四球、1年間で平均30四球くらいだね。そして三振数を見ると840ぐらいしてるんだ。1年平均だと90三振ぐらいしてるよね。四球が少なく三振が多いということは、フリースインガーということだね」と、具体的な数字を交えながら指摘した。
その上で、「では彼がジャイアンツNo.1打者の岡本和真の後ろを打つ5番打者になれるのか? 僕的には7番打者ぐらいが適任だと思うね」と持論を展開。「そこから状態が上がってくるにつれて5番まで上げられればいいけれどね。シーズン開始から5番を打たせるのはどうかなと思うね」と、5番が期待される現状ではあるものの、まずは7番くらいが適任ではないかと話していた。
【編集部MEMO】
アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。