フジテレビ系ドラマ『問題物件』(毎週水曜22:00~)に出演する上川隆也と内田理央らがこのほど、クランクアップを迎えた。最終話は、26日に放送される。

  • (左から)内田理央、上川隆也、宮世琉弥

最初にクランクアップを迎えたのは、キャスト、スタッフだけでなく視聴者の心もわしづかみにしたであろう本作の愛されキャスト・犬太役のコラレ。彼女のラストシーンは、若宮恵美子(内田理央)、大島雅弘(宮世琉弥)と散歩をするシーンだ。スタッフから「このシーンをもちましてコラレさんオールアップです!」の声がかかると、宮世琉弥扮する犬太の相棒・大島雅弘からおやつとおもちゃのご褒美が。撮影の合間を縫い仲を深めてきた2人は、最後に息ぴったりの様子を見せてくれた。

続いて、大島不動産販売社長・大島高丸を怪演した船越英一郎が撮了。“2時間ドラマの帝王”の異名を持つ船越は、帝王の名にふさわしいある場所で撮影を終え、上川扮する犬頭光太郎と対峙(たいじ)するシーンがラストカットになった。

また、クランクイン前、上川と久しぶりに共演することに対し、「演じる高丸とどう絡んでいくのか楽しみ」だと語っていた船越。しかし、敵対する役柄だったこともありなかなか同じシーンはなく、「上川くんとご一緒できると思って楽しみにしていたら、最終回とその前にワンシーンずつしかないという…(笑)」と、ちゃめっ気たっぷりのコメントで現場を和ませ、「でも、大島高丸を楽しく演じさせていただきました! とても楽しい現場でございました。ありがとうございました」と締めくくった。

次に撮了を迎えたのは、本作のムードメーカーで、犬頭や恵美子と“ワンチーム”で奮闘してきた探偵・有村次郎を演じた浜野謙太。おなじみの喫茶店シーンでクランクアップを迎え、上川から花束、内田からプレゼントを渡されると、「和気あいあいとしていて楽しくて。お芝居やっていて、とてもおもしろかった現場でした!」と振り返った。浜野が作り上げた有村というキャラクターが存分に発揮された、笑顔のクランクアップとなった。

販売特別室室長代理・片山芳光を好演した本多力は、犬頭が姿を消し、問題調査に1か月も要するようになった若宮恵美子とのシーンでクランクアップ。撮影を振り返り、「ほがらかで楽しい現場でした。もっと現場に来たかったです」とコメントした。さらに、片山最後のセリフについて「最後の最後に“ぐぬぬ”というすてきなセリフを言わせていただきました。ありがとうございました!」と、ユーモアを交えて締めくくった。

“ワン”チームメンバーラストに撮了を迎えたのは、宮世琉弥、内田理央、そして主演の上川隆也。人見知りで心を開ける相手が犬太(コラレ)しかいなかったが恵美子たちと出会い大きく成長する様を丁寧に演じた販売特別室室長・大島雅弘役の宮世は、最初は不安もあったようで、「こんなにコメディー色の強い作品は初めてだったので、最初はとまどっていた」と率直な思いを告白。続けて「でも、最後は有村さんの仲間に入れて、コメディーの一員になれたのでよかったです」と振り返った。

続いて、物件に対する愛情が人一倍強く、犬頭との凸凹コンビ感がくせになる本作のヒロイン・若宮恵美子を演じた内田が笑顔でクランクアップ。どんな時も笑顔で、チームの癒やし的存在だった内田も最初は不安だったようだが、「初日に犬頭さんと会った時、何も考えず、ただひたすら現場にいること、役を生きることでいいんだと思ってから気が楽になりました。今後の人生で、これ以上楽しい現場あるかなと思うくらい毎日笑っていました」と、内田らしい満点の笑顔でコメントした。

そして、本作の主人公で、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を持つ“謎の男”犬頭光太郎を、ユーモアたっぷりに熱演した上川が、内田、宮世、そして全スタッフに見守られながらクランクアップ。放送回数を重ねるごとにユーモア度を増し、ミステリーの中にもコメディー色を色濃く表現し続けた上川。撮影を振り返り、「この作品に出会えたこと、愛すべきキャラクター、共演者に出会えたこと、幸運という以外の何物でもないと思っています。短い間ではありましたが、本当にありがとうございました」と締めくくり、およそ4カ月にわたる撮影の全行程を終えた。

コメントは、以下の通り。

■上川隆也

「お疲れさまでございました。今日で終わる気がしない、また明日も撮影がありそうだと内田さんともお話をしていました。でもこれが、今の僕の偽らざるこの作品に対する名残なんだと思います。この作品に出会えたこと、愛すべきキャラクター、共演者、スタッフのみなさんに出会えたこと、幸運という以外の何物でもないと思っています。短い間ではありましたが、本当にありがとうございました」

■内田理央

「お疲れさまでした!最初に恵美子の役をいただいた時は、どうやって演じようと不安だったのですが、初日、上川さん演じる犬頭さんに会って。これは何も考えず、ただひたすら現場にいること、役を生きることでいいんだと思ってから気が楽になりました。この3か月、本当に楽しかったです。今後の人生で、これ以上楽しい現場はあるのかなと思うくらい、毎日笑っていました!本当にありがとうございました!」

■宮世琉弥

「こんなにコメディー色の強い作品は初めてだったので、最初はとまどっていたんですけど、最後は僕も有村さんの仲間になれて、コメディーの一員になれてうれしかったです。上川さん、内田さんとご一緒させていただき大変勉強になりました!ありがとうございました!」

■浜野謙太

「最初の衣装合わせの時に、“有村さんはあんまり決まっていません!”と言われ、“やべえ、どうしよう”と思ったんですけど(笑)、でもそのおかげで、いろんなことを考えられました。初日に監督と話せて、有村というキャラクターを広がった気がします。それがめちゃくちゃ楽しくて、現場でも上川さん、内田さんが、有村のあの感じをどんどんやっていいぞ!という空気感を作ってくださって。本当に楽しい現場でした。お芝居やっていてめっちゃおもしろい現場で、忘れられない撮影の日々でした!」

■本多力

「お疲れさまでした!楽しくて、朗らかな現場で。もっと現場に来たかったです。最後の最後に“ぐぬぬ”というすてきなせりふをやらせていただき、ありがとうございました!」

■船越英一郎

「大島高丸を楽しく演じさせていただきました!上川くんとご一緒できると思って楽しみにしていたら、最終回とその前とワンシーンずつしか一緒の撮影はないという…(笑)。でもみなさんとご一緒できて楽しい現場でございました!またお会いしましょう!!ありがとうございました!」

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