今回は、幸せとは何か教えてくれる名言を紹介します。「幸せとは?」「どうしたら幸せになれるのか」と誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。歴史に名を残す哲学者や偉人も、同じように「幸せとはどういうことなのか」と考えていたようです。

本記事では、これからの人生を輝かせてくれるかもしれない、幸せへのヒントをくれる名言を紹介します。

幸せとは何か教えてくれる名言集【哲学者編】

  • 幸せとは何か教えてくれる名言集【哲学者編】

    幸せとは何か教えてくれる名言集【哲学者編】

まずは哲学者が残した名言を紹介します。

アランの名言

「幸せだから笑うのではない。笑っているから、幸せなのだ」

『幸福論』で知られるフランスの哲学者、アランの名言です。笑顔でいることが幸せの近道だと説いています。

多くの人は「幸せを感じている人は笑顔になれる」と考えがちですが、アランは逆だといいます。「人間は自分の意志によって幸福になれる」というアランのポジティブな考え方をヒントに、毎日笑顔でいることを意識していれば、自ずと幸せが近づいてくるかもしれません。

バートランド・ラッセルの名言

「過度にならない程度に自己の能力を高く評価することが幸福の一つの源である」

バートランド・ラッセルもアランと並び、『幸福論』で有名なイギリスの哲学者です。

自己評価が高ければ、自信をもてるようになり、精神的な安定やモチベーションアップにもつながります。逆に自己評価が低ければ、消極的になり自分の可能性を狭めてしまうこともあるでしょう。

ここで重要なのは“過度にならない程度に”という言葉です。自己評価が高すぎると、自意識過剰や傲慢さにつながってしまいます。“適度”な自己評価によって自己肯定感が高まり、気持ちを明るく保てるのでしょう。

アリストテレスの名言

「幸福は人生の意味および目標、人間存在の究極の目的であり狙いである」

古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの名言です。

人生にはさまざまな目的や価値があり、それは人によって異なります。しかし、「幸せになりたい」というのは誰もが共通して抱いている願いでしょう。

自分自身を知り、目標を設定し、努力しながら自分の幸福を追求することができれば、人生はより意味のあるもの、そしてより豊かなものになるはずです。

幸せとは何か教えてくれる名言集【偉人編】

  • 幸せとは何かを教えてくれる名言集【偉人編】

    幸せとは何かを教えてくれる名言集【偉人編】

歴史に名を残す、偉人たちの名言です。

フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーの名言

「我々は、幸福になるためよりも、幸福だと人に思わせるために四苦八苦しているのである」

フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーは、17世紀に生きたフランスの貴族で、『箴言集』を残したモラリスト文学者です。

SNSの普及により、「承認欲求」という言葉が頻繁に登場し、他者の目を意識しやすくなっている現代人に刺さる名言ではないでしょうか。他人にアピールするような外見的な幸せは、一時的な満足感しか与えません。見せかけの幸福にこだわるのではなく、自分の内面と向き合うことで真の幸福を追求すべきだと教えてくれています。

ヘレンケラーの名言

「幸せは自己欲求を満足させることではなく、価値ある目的に忠実に取り組むことを通して得られるのである」

幼少期の病気の影響で視覚と聴覚を失いながら、世界各地を訪問し、障がい者の教育や福祉の発展に尽力したヘレンケラー。

豪華な食事を食べること、一日のんびり過ごすことなど、幸せの定義は人それぞれです。自分が幸せだと感じればそれでいいかもしれませんが、ヘレンケラーは「価値のある目的を持って取り組むこと」が大切だと説きます。

何かに真剣に取り組み、それが誰かのためになったり、自分自身の成長につながったりするとき、本当の意味での幸福を得ることができるのでしょう。

マザー・テレサの名言

「私にとって幸せというものは、内的な深い平和を意味しています」

貧困や病気に苦しむ人々を支援するために生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの名言です。

物質的な豊かさや一時的な楽しみは、一時的な幸せで長続きするものではありません。マザー・テレサは、そういった表面的な幸せより、心の中の深い部分で感じる平和こそが真の幸せだと言います。

心が平和であれば、幸せは自分の内側から生まれるものであり、それを意識して生活することで、より深い幸福感が得られるでしょう。

幸せとは何か教えてくれる名言集【詩人・小説家編】

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    幸せとは何かを教えてくれる名言集【詩人・小説家編】

次は、詩人・小説家たちが残した名言です。

川端康成の名言

「一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば自分の幸福なのだ」

近代日本文学を代表する作家、川端康成の短編小説『一人の幸福』に出てくる言葉です。

自分の幸福だけを追い求めるのではなく、一人だけでもいいから誰かの幸せを願い、それを実現できることができたら、何にも代えがたい豊かな気持ちになるでしょう。

ゲーテの名言

「心が開いているとき、この世は美しい」

ドイツの文豪、ゲーテによる名言です。

「心が開いている」とは、偏見や先入観にとらわれず、素直に物事を受け入れる柔軟な心の状態のことでしょう。いやな出来事がつづいたり、忙しくてストレスを抱えたりすると、暗い感情にとらわれますが、それは「心が閉じている」状態です。

真っ青な空や咲き誇る花を見ても、心が開いているときと閉じているときでは、異なる風景に見えます。世界の美しさは、心の持ちようによって変わることを教えています。

小池一夫の名言

「心配するな。泣きたいくらいの辛い経験が、泣きたいぐらいの幸せに繋がった事が何回もあった」

小池一夫は、映画化やドラマ化もされ人気を博した『子連れ狼』を描いた漫画原作者です。

人生では、失敗や挫折といった辛い経験は避けて通れません。しかし、悲しんでばかりいては、前に進むこともできません。辛い経験をしたときこそ、苦しみや悔しさをバネにして行動すれば、幸せにつながると伝えています。

「次こそうまくいく!」「次は失敗しない!」と気持ちを切り替えて努力することで、結果的に幸せを手にすることができるでしょう。

幸せとは何か教えてくれる名言集【アスリート・俳優・アーティスト編】

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    幸せとは何かを教えてくれる名言集【アスリート・俳優・アーティスト編】

私たちに夢を与えてくれるアスリートや俳優、アーティストたちによる名言です。

アイルトン・セナの名言

「挫折や悲しみがあるから幸せも感じられる」

音速の貴公子と呼ばれ、34歳の若さで急逝したF1ドライバー、アイルトン・セナが語った言葉です。天才といわれ、順風満帆な人生を送っていたように見えますが、実は努力家だったそうです。

真剣に生きていれば、誰もが挫折や悲しみを経験するはず。その苦難や困難から逃げるのではなく、しっかりと向き合い消化することで、人は成長できるもの。挫折や悲しみを受け入れることで、幸せをより強く実感できるという教訓が込められています。

アンジェリーナ・ジョリーの名言

「幸せになる方法は、たった一つということを学んだの。それはね、毎日毎日を自分の最後の日であるかのように生きること」

俳優や映画プロデューサー、ファッションモデルとマルチに活躍するアンジェリーナ・ジョリー。

毎日を何気なく生きていると、時間は無限にあるように感じてしまいます。しかし、明日がどうなるかなんて誰にもわかりません。一度立ち止まり、「今日が人生最後の日かも」と考えると、行動に移すことができるはず。

もちろん何もしないという選択肢もあります。人生においては、しっかりと意志を持って決断や行動をすることが大切だということを伝えています。

レディー・ガガの名言

「最終的には、あなた自身を愛せないことにはあなたは幸せにはなれないのよ」

全世界を熱狂させるアメリカのアーティスト、レディー・ガガの名言です。

お金、成功、他人からの評価など、人が幸せに感じることはさまざまです。しかし、どれだけたくさんの人に愛されても、どれだけたくさんの人を愛しても、自己愛がなければ本当の幸せとは言えないとガガは語ります。

自己愛とは、自分の価値を認め、受け入れ、尊重すること。自分を愛することこそが、幸せになるための土台となるのです。

幸せにまつわる名言を心に刻んで、豊かな人生を送ろう

心に響く名言はありましたか? 幸せについて悩むことがあれば、この名言を読んでみてください。幸せにまつわる名言を心に刻めば、毎日を心豊かに過ごせるかもしれません。