渡邊圭祐、綱イチオシシーンの撮影裏話を明かす「実はね…」

――お二人は今作では恋のライバルを演じられていますが、お互いのセリフやシーンでかっこいい! と思ったものはありますか?

渡邊:前編・後編を通してなんですが、悠は積極的な強い言葉を使って、麗奈にアプローチを仕掛けていくシーンが多いんです。そんな男がすごく繊細な歌詞の歌を歌うんですよね。

いち観客としての意見なんですが、その歌がすごくいいところで流れるんですよ! それにプラスして、劇中で悠が歌うシーンも、すごくいい場面。だから、とても印象に残っているし、その状況と相まって、悠が書いた繊細な歌詞がすごく染みる。そして綱くんの歌声もいい。最高です。

綱:ありがとうございます! 僕は、文化祭で麗奈のコスプレを見れなかった俊が悔しがるシーンがあるんですけど、そこの俊の表情がすごくかわいくて……! 僕はそこが好きでした。

渡邊:実はね、あの後も本当は色々やってたの(笑)。

綱:そうなの!?

渡邊:監督も楽しくなっちゃって、色々やっていたんだけど全部ごっそりカットされてました(笑)。

綱啓永、ギターは独学で練習「とにかく毎日」

――そんな裏話までありがとうございます(笑)。渡邊さんのお話でもありましたが、綱さんは劇中で歌とギターにも挑戦されたんですよね。かなり練習を積まれたと聞きました。

綱:もう毎日ですね! とにかく毎日ギターに触って歌ってました。ギターを本格的にやったことがなかったので馴染ませるしかないと。たまたま趣味程度にはやっていて、コードは全部知っていたので、あとは練習あるのみ。手元を見ないでも、弾けるようになるまで繰り返し練習していました。

――独学で練習していたんですね!

綱:仕上げの部分は、プロの方に教えていただいたりはしたんですが、練習期間は自分で練習していました。

2人が思う“夢を叶える秘訣”とは

――“なりたい自分になることを諦めない”ということがキーワードになっている今作ですが、お二人は、夢を叶えるために必要なものはなんだと思いますか?

渡邊:諦めないこと。立ち止まらないことじゃないですかね? ひたすら歩いて歩いて歩く。 もうこれに尽きると思います。とりあえず止まっていたら何も始まらないと思います。

綱:僕も同じ意見です。やっぱり努力、毎日の積み重ねですね! それこそ、僕がいま後悔しているのは、学生時代に例えば毎日1単語ずつでも覚えておけばよかったということ。そうすれば1年に365単語も覚えられてたわけじゃないですか? もしいま学生時代に戻ったとしたら、絶対にやりますね! 毎日ちょっとずつでもいいから努力をすることで、それが半端ない結果につながると思います。

■渡邊圭祐
1993年11月21日生まれ、宮城県出身。俳優、モデルとして活躍。ドラマ『仮面ライダージオウ』(18~19年)、NHK大河ドラマ『光る君へ』(24)、テレビ東京『財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~』(25)、映画『三日月とネコ』(24)、『八犬伝』(24)などに出演。

■綱啓永
1998年12月24日生まれ、千葉県出身。2017年、第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリを獲得しデビュー。TBS系ドラマ『君の花になる』(22)では、劇中ボーイズグループ「8LOOM」のメンバーとしても活躍。主な出演作に映画『恋わずらいのエリー』(24)、映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』(24)、映画『ネムルバカ』(25)、映画『#真相をお話しします』(4月25日公開)など。