• LUNA

  • izuma

  • (C)フジテレビ

――今回は女性のマジシャンも2人(LUNA、izuma)出場されました。

女性のマジシャンってすごく少なくて、海外でもやはりある程度年齢がいっちゃうと辞めてしまうんですよ。世界各国に行っても1周してしまったら次は呼ばれないとなると、精神的にも体力的にも厳しい。そうすると女性は落ち込んじゃって辞めてしまうという人が多いんです。だから、私はガンガン出ていこうと思ってやってるんですけど、今回のお二人は本当にどちらも甲乙つけがたくて、ハイレベルで素晴らしかったと思います。これからもっと女性も出てきてほしいですね。

――番組の進化は感じられますか?

すごいですね! (スタジオセットが)あまりにもきらびやかで、素晴らしかったです! マジシャンの方たちも、こうやって盛り立てていただくとうれしいと思います。最後にキャノン砲で飛んだテープをくるくる巻いて持って帰っていたマジシャンもいましたよ。縁起がいいんじゃないですかね(笑)

――今回は全国ネットの日曜日のゴールデンタイムというテレビの一番いい時間帯での放送ですが、マジック界にとってどのように受け止められていますか?

これは大変なことですね。初代引田天功の頃からいろんな番組はありますが、『M-1』みたいな感じで審査員がジャッジしてチャンピオンを決めるという形は今までなかったので、それをこういう時間にやってもらえるのは最高だと思います。ぜひぜひ続けていただきたいです。

――たしかに、昔から天功さんやMr.マリックさんなど、1人にフォーカスした特番はありましたが、いろんなマジシャンの方が出てきていろんなジャンルのマジックを楽しめる番組はなかったかもしれないですね。

そうなんです。初代引田天功がメインにいて、あとは触りみたいな感じで出てくることはあったんですけど、こうやって一人ひとりをクローズアップするという形ではなかったんですよね。

ホワイトライオン、成長しすぎてスタジオに連れてこれず

――前回の収録ではホワイトライオンのキングちゃんをスタジオに連れてこられて、次回も連れてくるとおっしゃっていましたが、さすがに成長してスタジオに連れてこられないサイズになってしまったのでしょうか。

実は今回も連れてくるということで、全部段取りしてたんです。でも「3mです」って大きさを伝えたら、番組側の受け入れができないということで、残念ながら連れてこられませんでした(笑)。私の言うことはよく聞くんで全然大丈夫なんですけどね。私が教えたらスケボーもやりますから。自分で乗るんですよ。「お手」も「おかわり」も全部できますし。

――スタジオの審査員席に天功さんと一緒にいるところを見たかったです。

もう本当にライオンっていう感じで、手も足も大きいですよ。爪は10cmありますから。だから危険って言われるんですけど、今も都内にいますからね。朝4時に車に乗せて「山に行くよ!」ってうちの敷地内の山に連れて行って、ゲートを閉めて「よーいドン!」って2km行って、2km帰ってきて、また車に乗せて都内に帰ってくるんです。だから、受け入れ側の体制が整えば、次回こそは連れてきたいです。

  • (左から)出場者のJONIO、Cherry、佐々木俊一、izuma、RYUHEI、アツシオノ、LUNA、MASA MAGIC、高重翔、SORA (C)フジテレビ (C)フジテレビ

■『国民的マジックの祭典! 世界が認めた日本人マジシャンNo.1決定戦SP』(フジテレビ系、23日21:00~)
・MC:川島明、チョコレートプラネット
・進行:小室瑛莉子(フジテレビアナウンサー)
・ゲスト:島崎和歌子、藤本美貴、宮舘涼太(Snow Man)
・出場マジシャン:アツシオノ、izuma、佐々木俊一、JONIO、SORA、高重翔、Cherry、MASA MAGIC、RYUHEI、LUNA