オンライン語学学習プラットフォームPreplyは、ビデオ会議に関する意識やマナーの違いについての調査結果を3月14日に発表した。同調査は2024年11月20日~12月13日の期間、世界21カ国の男女2万9,538人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 日本のリモートワーク事情:3割以上がパジャマでビデオ会議に参加

ビデオ会議で、パジャマo上半身だけ着替えて参加したことがあるか聞いたころ、日本の3割以上のビジネスパーソンが「ビデオ会議にパジャマや上半身だけ身なりを整えて参加したことがある」と回答した。

この数値は、調査対象国の中で最も低い水準だといい、香港(63.2%)、トルコ(52.8%)、アメリカ(50.3%)では過半数が「パジャマ参加」の経験ありと答えた。

一方、日本では「ビデオ会議中も常にきちんとした服装をする」と答えた人が57.6%に上り、タイ(66.9%)に次いで2番目に高い結果となった。ただし、「機会があればカジュアルな格好で参加したい」と考える人の割合(10.2%)は、調査対象国の中で最も高く、柔軟な働き方への関心が高まっていることがうかがえる。

  • 世界共通のビデオ会議あるある問題「ミュートのまま話し続ける」

ビデオ通話中に頻繁に起こるトラブルについて尋ねたところ、54.1%が「自分がミュートのまま話し続けた」「誰かがミュートを解除せずに話し、会話が途切れた」となった。

このミスは日本だけでなく、アメリカ・イギリス・フランス・イタリア・シンガポール・香港などでも半数以上が経験しており、世界共通の「ビデオ通話あるある」と言えるという。

また、国ごとの特徴が見られるトラブルもあった。例えば、日本では「子どもの乱入」を経験した人はわずか6.3%で、調査対象国の中で最も低い結果に。一方、トルコ(21.1%)やブラジル(19.2%)では約5人に1人がこのトラブルを経験していることがわかった。

また、「ペットが突然映り込んだ」という経験も、日本は9.4%と低く、アルゼンチン(20.3%)やポーランド(17.2%)に比べて大きな差があった。

  • ビデオ会議中のハプニング対応、各国ごとに異なるリアクション

ビデオ通話中にペットや子どもが映り込んだ際の対応について調査したところ、日本(45.7%)、ブラジル(40.9%)、米国(41.0%)では「笑って軽く流す」人が多く、フレンドリーな対応が特徴的だという。

一方、香港(47.7%)、コロンビア(34.6%)、タイ(30.9%)は「無視して会議に集中する」傾向が強く、特に香港は圧倒的にこの割合が高かった。