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2024年は大谷翔平ら日本人選手の活躍もあり、ワールドチャンピオンに輝いたロサンゼルス・ドジャース。メジャー屈指の資金力を備えるドジャースは、このオフも補強の手を緩めず、数多くの大型補強を敢行している。ここでは、ドジャースの2025年高額年俸ランキングを紹介する。(※年俸は『BASEBALL REFERENCE』と『Spotrac』を参照。1ドル150円で統一した。)
15位:クレイトン・カーショウ 750万ドル(約11億2500万円)
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・身長/体重:193㎝/102㎏
・生年月日:1988年3月19日
今季でメジャー18年目を迎えるクレイトン・カーショウ。ロサンゼルス・ドジャース一筋のサウスポーは、今月14日に750万ドルで契約を結んだ。
2006年MLBドラフト1巡目でドジャースに入団。2011年には33試合の登板で21勝5敗、防御率2.28という圧巻の成績を残し、サイ・ヤング賞を受賞した。
2013年にも33試合の登板で16勝9敗、防御率1.83の好成績をマークし、サイ・ヤング賞を獲得。
翌2014年には21勝を挙げ、3度目のサイ・ヤング賞を獲得すると同時に、リーグMVPも受賞した。
その後もエースとして勝ち星を重ね、2023年にはMLB通算200勝を達成。そんな中、同年オフには左肩手術を受けた。
同手術の影響もあり、昨季はわずか7試合の登板で2勝2敗、防御率4.50と物足りない成績に。同年オフには、左膝と左足親指の手術を受けた。
今季もシーズン途中の復帰が予定されるなど近年は衰えがみられるが、通算212勝を誇るレジェンド左腕だけに、復活を期待したいところだ。
14位:トミー・エドマン 840万ドル(約12億6000万円)
・ポジション:内野手・外野手
・投打:右投両打
・身長/体重:178㎝/88㎏
・生年月日:1995年5月9日
内外野をこなすユーティリティープレイヤーとして重宝されているトミー・エドマン。昨年7月末にロサンゼルス・ドジャースに加入し、オフに契約延長を勝ち取った。
2019年にセントルイス・カージナルスでメジャーデビューすると、2021年には二塁手部門のゴールドグラブ賞を獲得。
翌2022年には153試合に出場し、打率.265、13本塁打、57打点、32盗塁と走攻守で高いパフォーマンスを発揮した。
2023年WBCでは韓国系米国人であることから韓国代表に選出。昨季は右手首の故障で出遅れ、メジャー出場がない中でドジャースにトレード加入した。
移籍後は37試合に出場し、打率.237、6本塁打、20打点、6盗塁を記録。リーグ優勝決定シリーズでは打率.407、1本塁打、11打点の活躍でMVPを受賞するなど、ワールドシリーズ制覇に大きな貢献を見せた。
同年オフに5年総額7400万ドル(うち2500万ドルが後払い)で契約延長。2025年は中堅手としてスタメン起用が見込まれている。
13位:ブレイク・トレイネン 850万ドル(約12億7500万円)
・ポジション:投手
・投打:右投右打
・身長/体重:196㎝/102㎏
・生年月日:1988年6月30日
右肩の故障から復活を遂げ、昨季は50試合登板とブルペンを支えたブレイク・トライネン。36歳のベテランながら、オフに2年2200万ドルの再契約を勝ち取った。
2014年にメジャーデビューし、リリーフでキャリアを築くと、オークランド・アスレチックス時代の2018年には自身初のオールスターゲームに選出。同年は68試合の登板で9勝2敗38セーブ、防御率0.78と圧巻の成績を収めた。
2019年オフにロサンゼルス・ドジャースに加わると、2021年には72試合の登板で防御率1.99を記録。
ところが、2022年は故障で5試合の登板にとどまり、翌2023年はメジャー登板なしに終わった。
それでも、昨季は50試合に登板し、7勝3敗16ホールド1セーブ、防御率1.93と復活。ポストシーズンでもフル回転し、ワールドシリーズ制覇に貢献した。
コンディションさえ問題がなければ、抜群の安定感を誇るだけに、2025年も前年の活躍を継続させたいところだ。
12位:ウィル・スミス 1290万ドル(約19億3500万円)
・ポジション:捕手
・投打:右投右打
・身長/体重:178㎝/88㎏
・生年月日:1995年3月28日
ロサンゼルス・ドジャースの司令塔を担うウィル・スミス。ドジャース一筋でキャリアを築き上げ、2024年3月に捕手史上最長の10年契約を結んでいる。
2016年MLBドラフト1巡目追補(全体32位)でドジャースに入団し、2019年にメジャーデビュー。翌2020年に正捕手の座を手中に収め、2021年には自己最多の25本塁打を放った。
2022年も137試合の出場で打率.260、24本塁打、87打点を記録するなど、パンチ力のある打撃が光り、メジャー屈指の“打てる捕手”に成長。
2023年は126試合出場、打率.261、19本塁打、76打点の好成績を残した。翌2024年3月には10年総額1億4000万ドルの大型契約を締結。
同年のレギュラーシーズンでは128試合に出場し、打率.248、20本塁打、75打点と安定したパフォーマンスを発揮。自身3度目のシーズン20本塁打をクリアした。
2025年も中軸での起用が予想されており、ポイントゲッターとして活躍が期待される。
11位:クリス・テイラー 1300万ドル(約19億5000万円)
・ポジション:内野手・外野手
・投打:右投右打
・身長/体重:185㎝/89㎏
・生年月日:1990年8月29日
内外野をこなし、メジャー屈指の“便利屋”として活躍していたクリス・テイラーだが、昨季は打撃不振に苦しみ、不本意な結果に終わった。
2014年にシアトル・マリナーズでメジャーデビューし、2016年6月にトレードでロサンゼルス・ドジャースに加入。
移籍後は遊撃を中心に内外野をこなし、出場機会を増やすと、2017年には140試合に出場し、打率.288、21本塁打、72打点、17盗塁の好成績を収めた。
2021年には初のオールスターゲームに選出され、自身2度目のシーズン20本塁打を記録。同年オフに4年総額6000万ドルで契約延長に至った。
2023年は117試合に出場し、打率.237、15本塁打、56打点、16盗塁とまずまずの成績を記録。しかし、昨季は87試合の出場にとどまり、打率.202、4本塁打、23打点、5盗塁と低調な数字に。
チームにはトミー・エドマン、キケ・ヘルナンデスといったユーティリティープレイヤーも多いだけに、今季は正念場のシーズンとなりそうだ。
【了】