今回は、「バタバタする」の言い換え表現を紹介します。ビジネスでも使えるような丁寧な言い換えをピックアップしているので、ビジネスシーンやメールなどで活用してくださいね。
「バタバタする」にはどういう語源や意味がある?
擬態語とは物事の状態をあらわす言葉、擬音語とは音や声を直接あらわす言葉です。このような言葉をまとめてオノマトペと呼び、「バタバタする」という言葉もその一種です。 人が忙しく動き回っている様子、物事が慌ただしく進行している様子を表現しています。
ビジネスでも使える「バタバタする」の言い換え表現
「バタバタする」は便利な言葉ですが、相手によっては軽い言葉としてとらえられることもあります。特にビジネスシーンでは適切な表現に言い換えたほうがよい場面も考えられます。類語と例文を紹介していきますのでぜひビジネスシーンでの会話に役立ててください。
立て込んでいる
多忙な状況をひとことであらわすときに使用する言葉です。さまざまな用件が一気に重なることを意味し、物事が順調に進行していない様子を表現しています。
例文:今週は立て込んでいるため、会議は来週でも問題ないでしょうか。
あたふたする
慌ててふためく様子をあらわしており、混乱して焦っている状況を伝えることができます。どのように行動すべきかわからず、忙しく動き回っているときに使うと相手にも理解してもらいやすいです。
例文:上司から急に転勤を打診され、予想外の出来事にあたふたしています。
奔走(ほんそう)する
目的が達成できるように駆け回って努力することを意味する言葉です。よい結果を導くために頑張っている様子を伝えられるので、前向きな言葉として活用できます。
例文:新規顧客獲得のために奔走しています。
余裕がない
ゆとりをもてず焦っている様子をあらわしており、精神的な状態をあらわすときにも使用できます。ただ忙しいだけでなく、緊迫感があり切羽詰まっていることを伝えられます。
例文:会議に必要な資料を明日の朝までに準備しなくてはならず、いまは精神的にも余裕がありません。
手一杯
自分のやるべきことが多岐にわたり、それ以上ほかのことを行う余裕がないときに使用する言葉です。
例文:抱えている業務が手一杯で、現在の状態ではほかの案件をお受けすることができません。
「バタバタする」はどのような場面で使われている?
「バタバタする」という言葉は上記で紹介したとおり、主に慌ただしい様子をあらわすときに使用されています。日常生活で使用されるタイミングや例文を紹介していきます。
準備を行っているとき
外出や旅行、イベントなどを控えているときは、準備で忙しくなります。そのような様子をひとことで簡単に表現できます。
例文:来週から長期間の海外旅行に行くので、準備で朝からバタバタしています。
仕事などに追われていて忙しいとき
仕事や勉強が忙しく、ほかのことが手につかない状況をあらわすときに使用できます。具体的にどのようなことが忙しいのかを説明しなくても相手に状況を伝えられるので、手短に文章をまとめられます。
例文:今週は企画書の提出に向けてバタバタしているため、飲みに行く余裕がありません。
予定が詰まっているとき
仕事や予定が詰まっていて余裕がないことを表すときも「バタバタする」を使用できます。
例文:今週は外回りでバタバタしているため、定例会は来週にスキップしましょう。
誘いを断るとき
忙しさを理由に誘いを断るときには「バタバタしている」と伝えるのもおすすめです。忙しさを理由にすることで、相手との関係性が壊れるリスクも軽減できますよ。
例文:大変申し訳ないのですが、今日は仕事関連の用件でバタバタしているので飲み会に参加できないかもしれません。
ビジネスシーンでは「バタバタする」を丁寧な表現に言い換えるのがおすすめ
「バタバタする」とは忙しい状況をわかりやすくあらわしたオノマトペの一種。シチュエーション・シーンにあわせて、「バタバタする」を丁寧な言葉に言い換えられるよう、今回紹介した言葉を覚えておきましょう。