ピン芸日本一決定戦『R-1グランプリ2025』。過去最多5,511人のエントリーの中から決勝戦(カンテレ・フジテレビ系、8日18:30~生放送)に駒を進めたのは、ヒロ・オクムラ、チャンス大城、田津原理音、ハギノリザードマン、ルシファー吉岡、吉住、さや香 新山、友田オレ、マツモトクラブの9人だ(※決勝戦ネタ順)。
ファイナリスト9人へのインタビューを紹介。2016年大会から5年連続決勝出場・前回大会3位のルシファー吉岡は、ベテランの意地とプライドをかけて「“R-1優勝”というのが今までの僕の芸人人生の“ゴール”であり、“スタート”」語り、“七度目の正直”を祈念する――。
吉住のそばには“ハゲ”がうろついている
――前回大会では、6回目の決勝にして初めてファイナルステージに進出されました。振り返ってみていかがですか?
やっぱり一番は、自信がつきました。それまでファイナルステージまで行ったことがなかったので。僕の中では、「R-1の決勝でウケたことがない」という感覚だったんですよ。だから、ちゃんと大きい笑いが取れて、1位の点数でファイナルステージに行けたということは、自信になりました。「R-1決勝でウケるようになった」って。
――今大会で7回目の決勝進出です。決勝進出者発表で名前を呼ばれた瞬間は、どのような心境でしたか?
いや~ホッとしましたね。“生き残った…セーフ”という感じで。喜び2割、安堵8割でした。
――ファイナリスト9人を見て、特に意識する方はいらっしゃいますか?
やっぱり、去年争った吉住はどうしても意識しますね。去年のファイナルステージ(街裏ぴんく、吉住、ルシファー吉岡)に続き、吉住のそばには“ハゲ”がうろついてますし(笑)。今年はファーストステージから、ハゲ(ハギノリザードマン)、ハゲ(ルシファー吉岡)、吉住の順番で来ていますから(笑)。
あとはライバル、盟友と言ってもいいマツモトクラブさん。昔から一緒にツーマンライブ(2人でのライブ)をやってきて、2人ともコントをやっていて、同じく7回目のR-1決勝戦。これは意識しますよ。
――その一方で、ファイナリストには若手もいらっしゃいます。R-1の“ベテラン”として、これはうれしいことですか?
いや、もう本当にやめてほしいです(笑)。突き上げるのはやめてくれ、と。ただ、R-1のことを考えると、同じ人間が出続けるより、新しい人がどんどん出てきた方がいい大会になると思うので、いいことだと思います。まあ、僕がずっと出ている張本人なんですけど(笑)。 ただ、田津原(理音)くんがね…何度も一緒に仕事をしているんですけど、番組の収録とか平場でしゃべると、すごい勢いでスベっているんですよね(笑)。なぜ彼に面白いネタが作れるのかが、非常に不思議です。僕の中で謎が深まっています(笑)
僕を『マルコポロリ!』に呼んでください!
――優勝したらかなえたい夢を教えてください!
一番は、単独ライブの全国ツアーですかね。あれは挑戦したいです。
――昨年は、出演したい番組に『マルコポロリ!』(カンテレ)を挙げていました。
もちろん、今年もです!『マルコポロリ!』に僕を出してください! 番組MCの東野(幸治)さんのYouTubeに以前出させていただいて、少しずつ関係が深まってきているので、もっともっと活躍できると思います! 僕を『マルコポロリ!』に呼んでください!
――決勝戦のネタで見てほしいところはどこですか?
僕は芸人になってから、ずっと1人コントだけをやってきました。1人コントってなかなか見る機会がないと思うんですけど、その面白さを伝えて、皆さんの想像力をかき立てられたらいいなと思っています。ほかにも、いろいろなピン芸が出てくるので、飽きずに見られると思います。ぜひ楽しんでください。
――最後に、ルシファー吉岡さんにとって『R-1グランプリ』とは?
「ゴールでありスタートである!」。“R-1優勝”というのが今までの僕の芸人人生の“ゴール”であり、そこから次に羽ばたいていくという意味で“スタート”だと思っています。優勝するぞ!
決勝戦のネタ尺は4分。ファイナリスト9人が争うファーストステージは、審査員による得点審査。ファーストステージの上位3人が進むファイナルステージは、審査員による決選投票が行われ、その結果で、優勝者が決定する。
決勝戦のMCを務めるのは、5年連続のタッグとなる霜降り明星&広瀬アリス。審査員は、4年連続の顔ぶれとなる陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウに加え、新たに2人を迎えた7人体制となる。この2人の詳細は、決勝戦当日の8日(15:00~ ※一部地域除く)に放送される『霜降り明星のR-1グランプリを100倍楽しく見るTV』内で発表予定。