ピン芸日本一決定戦『R-1グランプリ2025』。過去最多5,511人のエントリーの中から決勝戦(カンテレ・フジテレビ系、3月8日18:30~生放送)に駒を進めたのは、ヒロ・オクムラ、チャンス大城、田津原理音、ハギノリザードマン、ルシファー吉岡、吉住、さや香 新山、友田オレ、マツモトクラブの9人だ(※決勝戦ネタ順)。
ファイナリスト9人へのインタビューを、決勝戦前日まで紹介。決勝初進出となる23歳・友田オレは、王者になったら「情報番組のリポーターをやってみたい」を夢を語る――。
“夏祭りでよく知らない歌手が歌いに来ている”感覚
――決勝戦進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?
準決勝の出番が終わってから3時間以上経っていたので、わりと無に近い状態で結果発表を聞きました。3番目に名前を呼ばれたので、ドキドキする間もありませんでしたね。いまだに実感はわいていないです。
――決勝戦のネタ順は、8番目となりました。
いい出順と言っていいんじゃないですかね。6番目の吉住さんまでコントが続きそうだと予想していますが、それがどんな流れであっても、7番目の(さや香)新山さんで一度リセットされる気がするので楽しみです。
――“これだけはファイナリストの誰にも負けない!”と誇れる、ご自身の強みを教えてください。
歌ネタなので、聞き心地のよさですかね。普段からお笑いを見ない方、お笑いをあまり知らない方、そしておじいちゃんやおばあちゃんにも“何かいいものを見られたな”と思ってもらえると思います。
感覚としては、“夏祭りでよく知らない歌手が歌いに来ている”みたいな。お笑いとして楽しみにしている方は近くで見てほしいですけど、そうじゃない方も遠くからなんとなく楽しめるようにしたいですね。
――今大会では、新たに2人の審査員が加入します。どなたか予想はされていますか?
独自の地位を確立している、ベテランでカリスマの女性ピン芸人・友近さんですかね。意外とゆりやん(レトリィバァ)さんとかもありえるかなと思います。もう1人は、モノマネ芸人の山本高広さんやホリさんがいらっしゃったらうれしいですね。
『R-1』は「誕生日プレゼント」
――友田オレさんが思う、『R-1』の魅力を教えてください。
いろいろなジャンルが許されている唯一の大会で、一番自由な大会だと思います。ピン芸といっても、マイク1本じゃない。道具を使ったり音を使ったり、一概には言えないですしね。
そして、みんな1人でやっているというかっこよさがあると思います。ピンネタをやるとき、見るときに“結局みんな1人で生きているんだな”と実感させられるというか。芸人だからみんな派手な名前をしているだけで、世界中みんな同じだよな、と。
――23歳で優勝すれば、『R-1』史上最年少王者となります(現在は、2019年大会王者・霜降り明星 粗品 ※当時26歳)。王者になったらかなえたい夢を教えてください。
情報番組のリポーターをやってみたいです。“ちゃんと真面目なことできるんだ”と思われたいですし、逆に“なんでこんな真面目なことやってるの”という面白さもほしい。デパ地下の北海道展のリポートとかしてみたいですね。
――最後に、友田オレさんにとって『R-1グランプリ』とは?
「誕生日プレゼント」です。『R-1』の決勝戦は、自分にとって“これまでよく頑張ってきた”というプレゼントなので!
決勝戦のネタ尺は4分。ファイナリスト9人が争うファーストステージは、審査員による得点審査。ファーストステージの上位3人が進むファイナルステージは、審査員による決選投票が行われ、その結果で、優勝者が決定する。
決勝戦のMCを務めるのは、5年連続のタッグとなる霜降り明星&広瀬アリス。審査員は、4年連続の顔ぶれとなる陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウに加え、新たに2人を迎えた7人体制となる。この2人の詳細は、決勝戦当日3月8日(15:00~ ※一部地域除く)に放送される『霜降り明星のR-1グランプリを100倍楽しく見るTV』内で発表予定。