フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長が27日、同日行われた取締役会後に取材に応じ、両社の取締役相談役である日枝久氏が、負傷のため入院中であることが明かされた。

  • フジ・メディア・ホールディングス金光修社長

日枝氏は先週末に自宅で転倒。腰椎圧迫骨折と診断され、入院した。金光社長によると、電話によるコミュニケーションは取れているというが、同日開催の両社取締役会は欠席した。

同日には、フジ・メディア・ホールディングスの経営課題全般、取締役の選任・解任などについて助言・提言する経営諮問委員会の委員の変更を決定。日枝氏が辞任し、金光社長とフジテレビ社長である清水賢治専務が新たに就任した。日枝氏の辞任は金光氏が促したといい、「二つ返事で了承いただいた」(金光氏)という。

なお、同委員だった嘉納修治氏は、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ会長を辞任した1月27日付で、辞任している。