離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士」を運営するClamppyは、離婚に関するアンケート結果を2月17日に発表。同調査は、2025年1月20日~2月3日の期間で共働き夫婦または過去に共働きを経験している260名を対象にインターネットで実施した。
男性に共働きをしていて不満に思うことについて聞くと、「不満はない」(34.1%)が最多となった。次いで、「夫婦で共有できる時間が少ない(休みが合わない)」(23.5%)となり、夫婦の時間が少ないことに不満を抱いている人が多いよう。
また、「家事や育児をやっているのに駄目出しされる」(16.7%)、「家計管理のストレス」(9.1%)、「私の負担が多い(家事)」(6.1%)と続いた。「家事や育児をやっているのに駄目出しされる」が上位にきていることが、女性とは異なるポイント。
女性が共働きをしていて不満に思うことは、「私の負担が多い(家事)」(28.2%)が最多に。次いで、「私の負担が多い(育児)」(18.2%)となり、1位・2位に家事と育児に対する自分の負担が多いことがランクインした。
また、「家計管理のストレス」(11.0%)、「夫婦で共有できる時間が少ない(休みが合わない)」(10.5%)、「きちんと家事や育児をやってくれない」(9.1%)と続いた。
次いで、男性では4位に入っていた「家計管理のストレス」が女性では3位に。男女ともに家計の管理には頭を悩ませているよう。さらに、不満はない女性はわずか7%と、男性に比べると女性の方が共働きをしていて不満に感じるポイントは多いという結果になった。
共働きをしていて離婚した人に理由を聞いたところ、1位「性格の不一致」(10.3%)、2位「愛情の薄れ」(9.0%)、3位「精神的な暴力(暴言・モラハラなど)」(8.5%)、4位「浮気された」(8.1%)、5位「家事の分担でもめたから」(6.7%)となっている。
夫側の体験談として、共働きで離婚をした男性の中には、自身が家事の多くを負担しているにもかかわらずささいなけんかが多くなり離婚を選んだという人も。
また、お互いの勤務時間がバラバラなためにすれ違いが多く、状況が悪くなった人もいた。共働きによって夫婦で共有できる時間が少なくなり、そこからすれ違いが生じていく傾向があるようだという。