今回は、自己肯定感が高い人の口癖を紹介します。

ポジティブで周りの人を惹きつけるような魅力的な人は、どんな言葉を使っているのでしょうか。また、日々の言葉遣いを意識することで、自己肯定感を高める方法も紹介します。

自己肯定感の定義とは?

  • 自己肯定感の定義とは?

    自己肯定感が高い人の口癖や自己肯定感を高める方法を紹介します

自己肯定感とは、ありのままの自分を好きでいられる気持ちです。「自分は価値のある存在だ」と思えることで、他人と比べずに自分のペースで新しいことに挑戦できたり、困難な状況でも前向きに進めたりします。

周りからどう思われるかではなく自分自身を大切にすると、仕事でもプライベートでも、充実感や達成感を得られるようになります。

自己肯定感が高い人の口癖

  • 自己肯定感が高い人の口癖

    自己肯定感が高い人がよく口にする言葉には意味があります

自己肯定感が高い人は、日常生活のなかで心のスイッチをオンにする魔法の言葉を使っています。この章では、自己肯定感が高い人がよく口にする言葉を紹介します。

こういう人もいるんだ

誰かに嫌なことを言われたり、思い通りにいかないことがあったりしたとき、あなたはどんな言葉で自分を励ましますか? 自己肯定感が高い人は、そんなとき「こういう人もいるんだな」と、相手を受け入れる言葉を選びます。

そうすることで、自分の気持ちを落ち着かせ、そのできごとをひとつの経験として受け止めることができます。

だからこそ○○できる

「私は人見知りだから、大勢の前で話すのは苦手」と思っている人もいるかもしれません。自己肯定感が高い人は、「人見知りだからこそ、一対一の会話では相手の心に深く触れることができる」と、自分の特徴をプラスにとらえます。

自分の弱点を認めながらも、それを強みに変えることで、自信につながるのです。

おかげさまで

「おかげさまで」という言葉、よく耳にすると思いませんか? ほかの人から受けた親切や援助に対して、感謝の気持ちを伝える言葉です。

感謝の気持ちを言葉にすることは、自分の心を豊かにするだけではなく、相手にもよい影響を与え、周りの人との関係を良好にする効果が期待できます。

また成長できた

失敗を恐れずに、新しいことに挑戦する人は、失敗を「成長の機会」と捉えます。「またひとつ、成長できたな」という言葉は、自分を励まし、次のステップへと進む勇気を持てるようになります。

○○だから幸せ

小さなことに幸せを感じることができる人は、心が豊かになり、自己肯定感は自然と高まります。日常生活の中で些細なことでも喜びを見つけられるようになります。

なんとかなる

「なんとかなる」という言葉は、未来への希望を灯す、魔法の言葉です。心の奥底にある不安を打ち消し、ピンチでも冷静さを保ち、前向きに進むことができます。

自己肯定感が高い人はこの言葉を発することで、無意識に問題解決に向けて動き出すスイッチを押しているのでしょう。

大丈夫

「大丈夫」という言葉は、自分自身だけでなく周りの人にも安心感を与える、温かい言葉です。「大丈夫」という言葉を耳にすると、なんとなく安心でき、緊張やプレッシャーが軽減するような気持ちになりますよね。

私はラッキーだ

「私はラッキーだ」と意識的に口にすることで、ポジティブなことに自分の意識が向くようになります。小さな幸せを感じられることで、自己肯定感はどんどん高まり、毎日の生活が輝き始めるのです。

こんなこともあるよね

人生には予想外のハプニングが起こることもあります。そんなとき、「こんなこともあるよね」と受け入れることで、落ち着いて対応できます。柔軟な思考を促し、むしろハプニングを楽しむ心の余裕が身につきます。

燃える

自己肯定感が高い人は、何か困難なことに直面したときに「しんどい」「無理」ではなく、「燃える」という前向きな捉え方をします。どちらにせよ乗り越えなくてはならないなら、文句をいうのではなく「頑張ろう」とポジティブに取り組んだ方が自分自身も楽しめるはず。

自己肯定感が低い人の口癖をポジティブに変える方法

  • 自己肯定感が低い人の口癖をポジティブに変える方法

    言葉ひとつで自己肯定感をあげる方法とは?

「すみません」を感謝の言葉「ありがとう」に

「すみません」は謝罪の言葉としてよく使われますが、使い方によっては自己肯定感を下げてしまうことがあります。たとえば、誰かに親切にしてもらった際に、「すみません、ありがとうございます」とつい言ってしまう人もいるかもしれません。しかし、この場合、「ありがとうございます」だけで十分。

何かしてもらったらもちろん感謝の気持ちを伝えるべきですが、自分が悪いことをしているわけではないので、「すみません」と自分を下げる言葉は必要ないはずです。

「○○したい」を「○○する」にして断定的な目標に

「○○したい」という言葉は願望を表しますが、あくまで願望を口に出しているだけであって、具体的な行動に結びつけてはいませんよね。そこで、「○○する」と断言することで、目標達成への意欲を高めることができます。

たとえば、「英語を勉強したい」と思うのではなく、「明日から毎日10分、英語の勉強をする」と決めることで、行動に移しやすくなります。

「自分なんて」をプラス思考にする言葉「私は」「自分だからこそ」に

「自分なんて」という言葉は、自己否定の言葉です。この言葉を「私は」「自分だからこそ」という言葉に置き換えることで、自分自身を肯定的にとらえ、自信をもつことができます。

たとえば、「自分なんてなにもできない」と感じたときに、「私はまだ経験が少ないだけで、伸びしろがある」「そんな自分だからこそ、できることがある」と考えるようにしましょう。

「でも」を解決策を見つける言葉「それなら」に

「でも」という言葉は、前向きな考えを打ち消し、ネガティブな思考につながる可能性があります。「でも」を「それなら」に置き換えてみましょう。

「今日は疲れている。でも、運動したい」と考えるのではなく、「今日は疲れている。それなら、少しだけストレッチをしよう」と考えることで、無理なく続けられる目標を設定できます。

「○○してはいけない」を肯定の言葉「○○しよう」に

「○○してはいけない」という否定的な言葉は、行動を制限してしまい、かえって意識させてしまうことがあります。

「○○する代わりに、○○しよう」という肯定的な言葉に置き換えることで、より前向きな行動へとつなげることができます。たとえばダイエット中であれば、「お菓子を食べてはいけない」と思うのではなく、「今日はフルーツをたくさん食べよう」と考えることで、健康的な食生活を送ることができます。

自己肯定感が高い人の口癖を活用! 言葉の力で、人生をもっと豊かに

  • 自己肯定感が高い人の口癖を活用! 言葉の力で、人生をもっと豊かに

    自己肯定感が高い人の口癖をまねしてみよう

今回は自己肯定感が高い人の特徴的な口癖を取り上げ、これらを活用することでどのように心の持ち方が変わるかを探りました。言葉は、私たちの心を映す鏡です。言葉の選び方・口にする言葉を変えることで、心の状態も変化します。自己肯定感が高まり、より豊かな人生を送れるようになるでしょう。

ぜひ、今日から実践してみてください。