ブレイク必至!? 広島カープが誇るスター候補選手6人。2025年期待のプロ…

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 球春到来を迎えた2025年のプロ野球。レギュラーシーズンに向けて各球団がスタートを切ったが、チームの躍進には若手選手の底上げが不可欠といえるだろう。そこで今回は、今季中のブレイクに大きな期待がかけられている広島東洋カープのスター候補を紹介したい。

 

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田村俊介

投打:左投左打

身長/体重:178cm/97kg

生年月日:2003年8月25日

経歴:愛工大名電高

ドラフト:2021年ドラフト4位

 

 一時は侍ジャパンにも抜擢され、若手有望株として期待される田村俊介。近い将来、主軸を担って欲しい選手だ。

 

 愛工大名電高から、2021年ドラフト4位で広島東洋カープに入団。高卒2年目の2023年は開幕一軍入りを果たすと、同年は10試合の出場ながらも打率.364(22打数8安打)と片鱗をのぞかせた。

 

 

 昨春には「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024」の日本代表にも選出された田村。第2戦では、代表としての初安打を放った。

 

 昨季は「7番・右翼」で開幕スタメンを奪取。しかし、開幕戦で4打数4三振に倒れると、5月5日終了時点で打率.182(66打数12安打)と苦しい数字が続き、同8日にファーム降格となった。

 

 その後はファームでバットを振り続けると、8月から調子を上げ、同14日に再昇格。だが、代打として6試合に出場するも6打数0安打に終わり、9月2日に再び登録抹消となった。

 

 それでも、同23日に昇格後は打率.276(29打数8安打)をマーク。最終的に37試合の一軍出場で打率.198(101打数20安打)、5打点に終わったが、最終盤で結果を残した。

 

 チームの外野陣は秋山翔吾、野間峻祥がレギュラーとなっているが、若手が伸び悩んでいる状況だ。

 

 今季は、春季キャンプ一軍スタート。打撃の確実性を上げ、末包昇大や宇草孔基らとの定位置争いから一気に突き抜けたいところだ。

佐藤啓介

投打:右投左打

身長/体重:182cm/95kg

生年月日:2001年5月24日

経歴:中京大中京高 - 静岡大

ドラフト:2023年育成選手ドラフト2位

 

 プロ1年目から支配下契約を勝ち取った佐藤啓介。今後が楽しみな若手ホープだ。

 

 静岡大から、2023年育成選手ドラフト2位で広島東洋カープに入団。走攻守の揃った内野手として、NPB入りを果たした。

 

 

 プロ1年目の昨季は、3・4月のファーム戦で17試合連続安打を記録するなど安打を量産。その後も打率.350以上を維持し、6月7日に支配下契約を果たした。

 

 同9日に一軍昇格すると、同日のロッテ戦でプロ初出場。同11日の西武戦では、今井達也からプロ初安打を放った。

 

 最終的に7試合の一軍出場で打率.133(15打数2安打)。それでも、ファームでは94試合の出場で打率.288、4本塁打、33打点、11盗塁をマークし、優秀選手賞を受賞した。

 

 今季の春季キャンプでは、一軍メンバー入りとなった佐藤啓。得点力向上が課題のチームだけに、バットで猛アピールを見せたいところだ。

高橋昂也

投打:左投左打

身長/体重:182cm/95kg

生年月日:1998年9月27日

経歴:花咲徳栄高

ドラフト:2016年ドラフト2位

 

 昨季の最終戦で一軍マウンドに上がった高橋昂也。高卒9年目の今季こそ、勝負の1年となる。

 

 埼玉県の強豪・花咲徳栄高から、2016年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。高卒2年目に一軍デビューし、高卒5年目には一軍で15試合に先発登板。同年は防御率5.28ながらも、5勝をマークした。

 

 

 しかし、その後は2年続けて一軍の舞台に立つことができず。2023年はファームで12試合に登板するも、防御率8.46という数字に終わり、22回1/3を投げて22四死球を与えた。

 

 迎えた高卒8年目の昨季は、春先こそファームで打ち込まれるも、6月から徐々に調子を上げた高橋。すると、シーズン最終盤の10月5日に一軍昇格を果たした。

 

 同日のシーズン最終戦では、抑えの役割で3年ぶりの一軍登板。ストレートやカットボール、フォークを駆使し、1イニングを無失点に抑えてプロ初セーブを挙げた。

 

 プロ入り以降、苦しいシーズンが続いている高橋。今季は春季キャンプから一軍メンバーに名を連ねているだけに、どんな形でも一軍戦力となりたいところだ。

玉村昇悟

投打:左投左打

身長/体重:179cm/85kg

生年月日:2001年4月16日

経歴:丹生高

ドラフト:2019年ドラフト6位

 

 高卒2年目以降、毎年一軍のマウンドに上がっている玉村昇悟。今季こそ、ブレイクを果たせるだろうか。

 

 福井県の丹生高から、2019年ドラフト6位で広島東洋カープに入団。3年夏の福井県大会では大会記録の52奪三振を記録し、”越前のドクターK”とも呼ばれた。

 

 

 プロ2年目に一軍デビューを果たすと、17試合の先発登板で4勝7敗、防御率3.83の成績をマーク。同年は一軍で101イニングを投げるなど、大きな成長を見せたシーズンだった。

 

 しかし、翌2022年は一軍でわずか2勝。2023年は開幕一軍入りを果たすも3勝にとどまり、伸び悩む時期が続いた。

 

 高卒5年目の昨季は、開幕からファームで好投を続け、5月に一軍昇格。7月30日のDeNA戦では9回3失点(自責点0)の好投でプロ初完投勝利を収めると、8月12日のDeNA戦でも9回3失点で完投勝利をマーク。

 

 最終的に15試合の登板(12先発)で4勝5敗、防御率2.96をマークし、飛躍の兆しを見せた。

 

 高卒6年目の今季は、春季キャンプ一軍スタートに。開幕からローテーションを守り切る活躍に期待したいところだ。

常廣羽也斗

投打:右投右打

身長/体重:180cm/77kg

生年月日:2001年9月18日

経歴:大分舞鶴高 - 青山学院大

ドラフト:2023年ドラフト1位

 

 ルーキーイヤーの昨季、一軍で白星を挙げた常廣羽也斗。今季の飛躍を期待したいプロスペクトだ。

 

 青山学院大から、2023年ドラフト1位で広島東洋カープに入団。最速150キロ超の即戦力右腕として期待された。

 

 

 ただ、5月からファームで実戦登板を果たすも、打ち込まれる日々が続いた。それでも、9月6日のソフトバンク戦で完封勝利をマーク。

 

 同月15日に一軍昇格を果たすと、同日のDeNA戦でプロ初登板初先発。ストレートやフォークなどを駆使し、5回1失点の好投でプロ初勝利を挙げた。

 

 同29日の中日戦でも6回2失点の投球を見せ、一軍では2試合の先発登板で1勝0敗、防御率2.45。出遅れこそあったが、終盤戦に実力を発揮した。

 

 チームの先発陣に目を向けると、昨オフに九里亜蓮がオリックス・バファローズにFA移籍し、若手の台頭が急務に。常廣も一軍スタートとなった春季キャンプから猛アピールし、開幕ローテーションの座を掴みたいところだ。

森翔平

投打:左投左打

身長/体重:177cm/82kg

生年月日:1998年1月1日

経歴:鳥取商 - 関西大 - 三菱重工West

ドラフト:2021年ドラフト2位

 

 昨季の終盤戦、一軍で好投を見せていた森翔平。プロ4年目の今季は、開幕ローテーションの有力候補に挙がる。

 

 社会人野球の三菱重工Westから、2021年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。プロ1年目から一軍のマウンドに上がると、9月7日の中日戦でプロ初先発初勝利をマーク。同年は8試合の一軍登板で1勝0敗、防御率1.89の好成績を残した。

 

 

 プロ2年目の2023年は、6月下旬から一軍の先発として奮闘。同年は12試合の登板(10先発)で防御率4.53ながらも、4勝を挙げた。

 

 プロ3年目の昨季は、開幕からファームでも苦戦。それでも、6月から徐々に安定感のある投球を見せ始め、8月9日に一軍昇格を果たした。

 

 同日の阪神戦で先発マウンドを任されると、5回1失点の好投で今季初勝利。9月23日の中日戦では敗戦投手になったものの、8回1失点と試合を作った。

 

 最終的に5試合の一軍登板で1勝3敗、防御率2.70。打線の援護に恵まれない試合もあったが、安定感あるピッチングが光った。

 

 チームでは、昨オフに九里亜蓮がオリックス・バファローズにFA移籍。春季キャンプ一軍スタートの今季は、先発ローテーションの一角としてシーズンを通した活躍が期待されている。

 

 

【了】