エミリスは、「ミーティングに関する意識調査」の結果を2月7日に発表。同調査は、2024年11月1日~15日の期間で仕事をしている436人を対象にインターネットで実施した。
ミーティングの実施形態について、「定例ミーティング」と必要に応じて行う「随時ミーティング」の両方をしていると回答した人が52.7%と、半数を超えた。定例ミーティングとは「毎週◯曜日の午前」や「毎月◯日」など、日時を決めて定期的に行われるミーティングのこと。
ミーティングで感じるストレスとして最多となった回答は、「時間が長い」(33.0%)となった。ミーティングの時間が長くなってしまう理由として、「段取りが悪い」「誰も意見を曲げようとしない」などが挙がっている。
2位「結論が出ない」(16.3%)、3位「話し合いにならない」(13.5%)、4位「無駄な時間がある」(13.3%)、5位「意味がないと感じる」(6.4%)と続き、ミーティングの生産性や効率性に問題意識を持っている人が少なくなかった。
「ミーティングは必要だと思うか」を聞いたところ、「とても必要」「まあ必要」と答えた人が合わせて68.6%で、7割近くになった。
ミーティングが必要だと思っている299人に「ミーティングが必要だと思う理由」を聞いたところ、1位は「情報共有できる」(31.1%)となった。2位は「意見をすり合わせできる」(17.4%)、3位「メール・チャットより効率的」(12.4%)、4位「コミュニケーションの場になる」(10.4%)、5位「議論できる」(9.7%)となっている。
「ミーティングが必要でない」と思っている137人にも理由を聞くと、最多回答は「必要なときだけすればいい」(24.1%)だった。ミーティングがまったく必要ないというわけではなく、形骸化している定例ミーティングなど、不要なミーティングはしないでほしいという人が多かった。
次いで、「代替案がある」(21.9%)、3位「時間の無駄になっている」(18.2%)、4位「生産性がない」(16.8%)、5位「内容が薄い」(5.8%)となっている。
「情報共有やミーティングの必要性までは否定しないものの、不要なミーティングもある」「ミーティングしなくても情報共有はできる」と考えている人が一定数いた。
理想的なミーティングの時間を聞いたところ、平均は27.7分となった。「ミーティングは30分程度で済ませたい」と考える人が多いとわかる。
ただ「かかる時間は案件にもよる」という声も複数あり、短ければいいというものではないと考えている人も。一方集中力の限度を考えて、「45分程度」「1時間程度」と答えた人も一定数存在した。