大正製薬は2月4日、「受験生の花粉症の影響」に関する調査の結果を発表した。調査は2024年12月19日~12月26日、15歳以上の男女3,517人を対象にインターネットで行われた。

受験生の花粉症の影響

春もしくは秋にくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの花粉症症状が出ると答えた受験生のなかで、花粉症だと思っている人は74%に達した。

  • それらの症状は花粉症だと思いますか

また、受験シーズン中の花粉症の症状が受験勉強や試験に影響があると答えた人は約70%に上る。

  • それらの症状は受験に影響を与えますか?

さらには、それらの症状以外にも花粉が原因によって経験したことのある症状として、「集中力の低下57.3%」、「倦怠感42.1%」、「頭痛38.2%」が挙げられている。

  • それらの症状以外に、花粉が原因で以下の症状を経験したことがありますか?

今回の調査によると、受験生の74%が花粉症の症状を抱えており、その影響が受験勉強や試験に及ぶ割合は約70%という結果が出た。これにより、花粉症は受験生にとって深刻な問題であることが浮き彫りになった。特に、集中力の低下や倦怠感といった二次的な症状が、学業に悪影響を及ぼすリスクを秘めている。それを踏まえ、受験生は花粉症対策の重要性を再認識し、自分自身の学業に与える影響を軽減する方法を見つけることが必要かもしれない。

花粉症対策

受験生が花粉症による影響を軽減するために実践できる具体的な対策を紹介する。

1.マスクの着用

外出時にマスクを着用することで、花粉の吸入を防ぐことができる。特に花粉が多い時期は、しっかりとしたフィルターのあるマスクを選ぶことが大切だという。

2.衣服や髪の花粉の除去

帰宅したら、外出中に衣服や髪についた花粉を払い落とすことが大切。これにより、室内に持ちこむ花粉の量を減らすことができる。

3.部屋の換気と掃除

室内に花粉が入らないように注意しつつ、定期的に部屋を掃除し、空気を清浄に保つこと。特に掃除機は花粉を吸い込むフィルター付きのものを使用することが推奨される。

4.市販薬の使用

花粉症用の市販薬は多様で、くしゃみや鼻水、目のかゆみを軽減する効果がある。中には眠くなりにくいものもある。症状に応じた薬を選び、服用することで、日常生活や勉強の効率を改善できる。

5.鼻うがいや目薬の使用

外から帰った後は、鼻うがいや目薬を使って花粉を洗い流すことで、目や鼻のかゆみを軽減することができる。

これ以外にも、「ガムをかむ」「ヨーグルトを食べる」といった方法を実践する人もいるようだ。

  • 皆が実践している対策