コメ兵ホールディングスグループは1月30日、「コメ兵ホールディングスグループ 2025年度 戦略説明会」を開催。リユース市場の展望と同社の戦略について石原卓児 代表取締役社長らが語った。

  • コメ兵ホールディングス 石原卓児 代表取締役社長

石原 代表取締役社長は今後のリユース市場について、「国内・海外ともに拡大基調にある」とコメント。サステナブルへの関心の高まりも相まって、国内市場については2025年に3兆2,500億円、2030年には4兆円の規模を見込むという。

市場が成長基調にあるなか、売上高は業界シェア2位、ブランド・宝飾品分野ではシェア1位を誇る同社。

今後の成長戦略については、「売買ビジネス」(適正価格による仕入と販売によって、売上高・売上総利益を積み増す)、「流通関与ビジネス」(法人オークションなどでの手数料により収益率を高める)、「市場成長関与ビジネス」(ラクマと協業した真贋判定など、自社のアセットを活用した、リユース市場拡大につなげる)に注力し、グローバルで売上高やGMV拡大を目指すとした。

同社は「リレーユース」(「モノは人から人へ伝承(リレー)され、有効に活用(ユース)されてこそ、 その使命を全うする」)という独自の概念を提唱しており、「リレーユースを思想から文化にする、お客様が安心してリユースを楽しんでいただける環境を作っていきたい。」(石原 代表取締役社長)と会を締めくくった。