MMDLaboが運営するMMD研究所は1月28日、「2025年暗号資産(仮想通貨)のシェア・満足度調査」の結果を発表した。調査は2025年1月10日~1月15日、予備調査は43,087人を対象に。本調査は暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所利用者593人を対象にインターネットで行われた。

暗号資産(仮想通貨)の取引経験は5.5%

20歳~69歳の男女43,087人を対象に、暗号資産(仮想通貨)について聞いたところ、「名前は知っている」が44.3%と最も多く、次に「全く知らない」が35.8%、「内容は知っている」が10.9%となった。

  • 暗号資産(仮想通貨)について

これをファネル分析でみると、「認知」は64.2%、「取引経験」は5.5%、「現在取引」は3.2%となった。

  • 暗号資産(仮想通貨)の認知~現在取引「ファネル分析」

次に、暗号資産(仮想通貨)の取引経験がある2,351人を対象に、性年代別の割合をみると、「男性40代」が21.9%と最も多く、次に「男性30代」が17.0%、「男性20代」が14.0%となった。

  • 暗号資産(仮想通貨)の取引経験がある性年代別割合

現在取引している暗号資産(仮想通貨)は?

現在暗号資産(仮想通貨)の取引をしている1,370人を対象に、現在取引している暗号資産(仮想通貨)を聞いたところ(複数回答可)、「ビットコイン」が80.7%と最も多く、次に「イーサリアム」が41.4%、「エックスアールピー、リップル」が31.5%となった。

  • 現在取引している暗号資産(仮想通貨)

最も取引額の多い暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所は?

現在暗号資産(仮想通貨)の取引をしている1,370人のうち、「わからない、答えたくない」の回答を除いた1,274人を 対象に、最も取引額の多い暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所を聞いたところ、「bitFlyer」が22.7%と最も多 く、次に「Coincheck」が18.8%、「SBI VCトレード」が10.7%となった。

  • 最も取引額の多い暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所

取引所・販売所の総合満足度

予備調査から抽出した暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所利用者593人を対象に、暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所の総合満足度を聞いたところ、満足(「満足」と「どちらかといえば満足」の合算割合)は、GMOコイン(n=100)が67.0%と最も多く、次にメルカリのビットコイン取引サービス(n=93)が63.4%、bitFlyer(n=100)が62.0%となった。

  • 暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所の総合満足度

取引所・販売所のNPS

暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所利用者593人を対象に、家族や友人にお薦めしたいかどうか10点満点の点数をつけてもらい、9~10点が推奨者、7~8点を中立者、0~6点を批判者とし、推奨者から批判者を引いたNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を出したところ、取引所・販売所別のNPSは、「GMOコイン(n=100)」が-29.0と最も高く、次に「bitFlyer(n=100)」が-30.0、「楽天ウォレット(n=100)」が-37.0となった。

  • 暗号資産(仮想通貨)の取引所・販売所のNPS