サイバー大学は1月17日、「オンライン大学卒業生の採用事情に関する調査」の結果を発表した。
同調査は2024年12月18日~26日、過去1年間に採用業務を担当した経験のある1,100人を対象に、インターネットで実施した。
オンライン大学に対するイメージを尋ねたところ、トップ3は「自律的に学ぶ姿勢が強い学生が多い」(30.6%)、「ITリテラシーが高い学生が多い」(27.1%)、「多様なバックグラウンドの学生がいる」(23.6%)だった。
一方、懸念点としては「協調性やコミュニケーション能力に不安がある」(31.1%)が最も多かった。
オンライン大学卒業生を新卒または中途採用した経験がある人に、採用後のパフォーマンスについて聞くと、68.2%が「非常に良い」「良い」と回答した。「悪い」と評価する人は、3.4%と極めて少なかった。
通学制大学の卒業生と比べた場合のオンライン大学卒業生の評価を聞くと、「即戦力として活躍できる」(23.5%)が最も多かった。「リモートワークへの適正が高い」(19.5%)、「柔軟性や適応力がある」(18.4%)も多い。
また、「通学制・オンライン大学どちらでも個人の能力次第だと感じる」(17.5%)、「どちらの大学出身者も評価に差をつけていない」(16.9%)という回答もあり、大学名や学歴フィルタにとらわれない公平な評価が進みつつあることもわかった。
今後、オンライン大学卒業生の採用を増やす意向があるか聞くと、39.9%が「今後積極的に採用したい」と回答した。