社会人になると、学生時代とは異なり教養や思考力などさまざまなスキルが求められます。読書はそれを身につけるために有効な手段のひとつです。本記事では、社会人におすすめの本14選をジャンル別に紹介します。新卒の方だけでなく中堅社員の方もぜひチェックしてくださいね。
社会人におすすめの本【ビジネス・仕事術編】
まずは、ビジネス・仕事術に関する本を紹介します。
「入社1年目の教科書」岩瀬大輔
仕事を進めるうえで大切な3つの原則「頼まれたことは必ずやりきる、50点で構わないから早く出せ、つまらない仕事はない」が詳しく紹介されている本です。新卒の方はもちろん、新卒を指導する上司や転職・異動で新しいキャリアをスタートさせる方にとってもヒントになる情報がたくさん詰まっていますよ。
「言いたいことが確実に伝わる説明力」五十嵐健
コミュニケーション能力や会話力、論理力を向上させたいときに役立つ本です。プレゼンの事前準備だけでなく、後輩に仕事の方法を教えるときにも活用できる話し方のコツが紹介されています。相手の心を動かす話し方の技術は社会人生活を送るうえで、確実な強みになりますよ。
「今さら聞けない仕事の超基本」石川和男
あいさつの仕方や電話の応対方法、エレベーターの乗り方まで社会人としての基本マナーが詳しく解説されています。最近多くの会社で採用されているSNSやチャットツールの使い方まで紹介されているので、学んだことをすぐに活用できますよ。会社員だけでなく、自営業、フリーランスの方も一読しておいて損はありません。
「最高品質の会議術」前田鎌利
仕事を合理的に、かつ生産的に進めるためには会議の進め方が重要。この本では、会議の品質を高めるための法則や対話術が体系的に解説されています。会議資料のサンプルも多数掲載されているので、すぐに実践に活かすことができますよ。マネージャーなど役職の方には特におすすめの1冊です。
「たった1日で即戦力になるExcelの教科書」吉田拳
Excelは多くの仕事で欠かせないツール。関数や表作成などを効率よく使いこなすためには、技術やコツが必要です。この本では、時短術や資料作成のポイントがわかりやすく紹介されています。ChatGPTやCopilotなど最新の生成AIツールの活用法まで網羅されているので、知識をアップデートさせたい方にも最適ですよ。
社会人におすすめの本【思考・考え方編】
次は、思考・考え方に関する本を紹介します。
「シンプルに結果を出す人の5W1H思考」渡邉光太郎
義務教育でも習う5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)が思考の整理に活用できます。分析力や説明力を鍛えたい場合だけでなく、シンプルに物事を考えたいときにも非常に便利です。物事の見方や捉え方に行き詰まってしまうという方は、きっと解決へのヒントを見つけられますよ。
「自分のアタマで考えよう」ちきりん
月間100万PVを超える人気ブロガーが、記事を作成するうえでの独自の思考方を伝授。知識と思考の関係性や論理的思考の技術を、わかりやすいカジュアルな表現で解説しています。身近な社会問題などをテーマにして思考の話を紹介しているので、読書の習慣がない人でもすっと頭の中に入ってくるのが特徴です。
「プレイフル・シンキング【決定版】働く人と場を楽しくする思考法」上田信行
本のタイトルにある「プレイフル」とは、物事に取り組んでいるときの心の高揚感のこと。仕事に対して消極的な姿勢になるのではなく、楽しく取り組むための考え方のヒントを紹介しています。働く環境や自分の置かれた状況を、プレイフルに変えることで仕事にポジティブに取り組めるようになりますよ。
「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」内田和成
「仮説思考」を身につけると、大量の情報から簡単に解決策を導けるようになります。意思決定のスピードが速くなるので仕事の効率化にもつながりますよ。BCGでの勤務経験がある著者がビジネスパーソンやコンサルタントの必須能力について解説しているので、解決策を考えるのが苦手な方はぜひ参考にしてみてください。
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0」ジム・クリフトン、ギャラップ、古屋博子訳
自分の才能を開花させるためのアイデアや戦略が紹介されています。自分の強みを見つけたい、転職に向けて自己分析をしたいという方に特におすすめの本です。本を購入するとウェブテストにアクセスでき、その質問に答えていくと自分の隠れた才能や資質を解説してくれます。思考力を鍛えるにあたって、まず自分を客観的に見つめ直すきっかけにもなりますよ。
社会人におすすめの本【お金編】
次は、お金に関する本を紹介します。
「本当の自由を手に入れる お金の大学」両@リベ大学長
140万部以上の売り上げを誇る人気のマネー本です。貯める・増やす・稼ぐ・守る・使うといったお金の「5つの力」について実例とともに解説しています。新NISAなどの最新情勢に対応しているのもうれしいポイント。イラストやグラフでの説明も多く、わかりやすいと口コミでも高評価を得ています。お金に関して初めて勉強する方は必見です。
「おカネの教室」高井浩章
お金を手に入れる方法、貧富の差が広がる理由、そして世界を豊かにする働き方について解説している本。小説形式になっており、ビジネス書に慣れていなくてもスラスラと読めるのが特徴です。中学生でも理解できるような、やさしい言葉でお金のしくみが説明されているので、仕事の合間や通勤時間を使って読むのもおすすめですよ。
「金持ち父さん 貧乏父さん」ロバート・キヨサキ、白根美保子訳
お金持ちになるために必要なものは何かを教えてくれるロングセラーの本です。お金に関するふたつの異なる考え方を紹介したうえで、お金の管理に関する重要なことを解説しています。お金と人生についての教訓も知ることができるので、マネーリテラシーを学ぶ際にはぜひ一読してみてください。
「会計の神さまが教えてくれたお金のルール」天野敦之
無駄使いを続けている主人公に対して、会計の神さまがお金の正しい使い方を指南してくれるストーリー仕立てのビジネス書です。リボ払いやローンの金利など、知らないと怖いお金の使い方についても解説。身近な例を参考にしながら、お金に振り回されないコツを学べます。会計や簿記の基礎的な考え方も身につけることができますよ。
本を読んで仕事のスキルアップを目指そう!
今回は、ビジネス・仕事術、思考・考え方、お金のジャンル別に社会人におすすめの本を紹介しました。世の中にはビジネスに役立つ本がたくさんあります。新卒の方も中堅社員の方も、ぜひスキルアップを目指して読んでみてくださいね。