ニトリホールディングスは1月15日から、京都市左京区に所有する「對龍山荘」の一般公開を開始。2024年秋より「對龍山荘庭園」のみ一般公開していたが、「早く建物内も見てみたい」との要望を受け、建物も予約なしで見学できるようになった。

「對龍山荘」は、1896年(明治29年)に薩摩出身の実業家・伊集院兼常によって造営され、その後は彦根出身の呉服商・市田弥一郎が譲り受け、庭園・建物共に大改修が行われ、1905年(明治38)に完成。庭園は近代日本庭園の先駆者と称えられた「植治」こと七代目小川治兵衛、建物は東京の大工棟梁である島田藤吉が手掛けた。

卓越した手腕で築かれた建物は庭園との調和や一体感に極めて優れ、明治期の京都における上質で貴重な近代和風建築となっている。

入場料は一般3,000円、大学生2,000円、中・高校生1,500円、小学生1,000円。来場者は“對龍山荘 写真集”がもらえるとのこと。なお開園日時は季節によって異なる。