入院中や自宅療養中の人にお見舞いメッセージを一言送りたいけれど、どんな言葉をかけたらいいのか迷うこともあるでしょう。本記事では、お見舞いメッセージに使える一言を例文で家族、友達、ビジネス、知人の関係性別に紹介します。また、書くときの注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

お見舞いメッセージに使える一言の例文

  • お見舞いメッセージに使える一言の例文

お見舞いメッセージに使える一言を例文で関係性別に紹介します。

親や兄弟など家族向け

家族には、「一緒に」や「支える」などの、寄り添うような言葉がよろこばれます。ともに病気と闘う姿勢を見せることで心強く感じるでしょう。家を空けることに不安を感じているようであれば「私に任せて」といったような言葉も効果的です。

【例文】

「私たちのことは気にせず今はゆっくり休んでね」
「家のことは私に任せて。お母さんは自分の体を快復させることに集中してね」
「最近忙しすぎたよね。休みをもらったと思ってリラックスしてね」
「元気になったらまたおいしいものでも食べに行こう」
「私たちがついてるからね。一緒に乗り越えよう」
「私たちが全力でサポートするからね」
「家族なんだからこういうときくらい私たちに甘えてね」
「不安でいっぱいだと思うけど私たち家族が支えるからね」
「離れてるけどいつでも駆けつけるからね」

親しい友達向け

親しい友達には、「遊ぼう」「~に行こう」といった回復後が楽しみになるような言葉がおすすめです。また、「寂しい」と言われてうれしくない人はいないはず。きっと、待ってくれている人のためにも頑張ろうと思えるでしょう。

【例文】

「元気になったらまた○○に行こうね」
「○○がいないと寂しいよ。早く良くなってまた一緒に遊ぼう」
「退院したらまた一緒に旅行でも行こうね」
「いつも頑張ってた分ゆっくり体を休めてね」
「また元気な姿で会えるのを楽しみにしてるよ」
「○○ちゃんの笑顔がまた見れると信じて待ってるね」
「困ったことがあればいつでも頼ってね」
「○○ならきっと乗り越えられるって信じてるよ」
「みんな○○のこと心配してます。元気な姿で戻ってくるのを待ってるよ」

上司や同僚・取引先などビジネス向け

ビジネス関係で目上の人の場合は、「ご養生ください」「ご回復をお祈り申し上げます」といったような丁寧な言葉を使います。仕事が心配な相手を安心させるような一言もおすすめです。相手が上司であれば、「私たちが責任もって」などと伝えると頼もしく感じよろこぶでしょう。

【例文】

「どうかゆっくりご養生ください」
「入院されたと聞いて大変驚きました。一日も早いご回復をお祈り申し上げます」
「お体が心配です。仕事のことは気にせず養生なさってください」
「また会社でお会いできるのを楽しみにしております」
「仕事を頑張りすぎたのかもしれませんね。しっかり体を休めてください」
「今は自分のことだけ考えて、回復に専念してくださいね」
「仕事は私たちが責任もって進めるので、心配せずゆっくり休んでください」
「○○さんのいないオフィスは寂しいです。早くまた一緒に働けるのを楽しみにしてます」
「力になれることがあったら遠慮せずいつでも言ってください」

知人向け

そこまで親しくない相手に対しては、下記のようなメッセージが無難です。「そこまで親しくないのに…」と思われてしまわないよう、親しい友達に使うような表現は避けましょう。

【例文】

「どうぞ無理なさらず、ご静養くださいませ」
「心よりお見舞い申し上げます。どうかお大事になさってください」
「入院されたと聞きとても心配しております。どうぞご自愛ください」
「どうぞご養生なさってください。またお会いできる日を楽しみにしております」
「どうかゆっくり体を休めてください。ご快復を心よりお祈り申し上げます」
「私で何かお手伝いできることがあれば教えてくださいね」

お見舞いメッセージを一言書くときの注意点

  • お見舞いメッセージを一言書くときの注意点

体調が悪いときは、ちょっとした言葉にも敏感です。良かれと思って書いたことが相手を不快にさせてしまうこともあるので、言葉選びに気をつけなければなりません。ここでは、お見舞いメッセージを書くときの注意点を紹介します。

頑張っては言わない

お見舞いメッセージには、「頑張って」という言葉を使いたくなりますが、怪我や病気の具合によっては、頑張ってという言葉が精神的な負担となる場合があります。「頑張りたくても頑張れない」「頑張ることが辛い」といった思いをさせてしまう可能性があるので、励ますつもりでも頑張ってという言葉は避けましょう。

忌み言葉と重ね言葉は使わない

「忌み言葉」とは、特定の場面において使用するのがふさわしくない縁起の悪いことばを指します。主に慶事や弔事におけるマナーですが、お見舞いメッセージを送る際にも使わないようにしましょう。また、同じ単語を繰り返して使う「重ね言葉」も不幸が続くイメージがあるとされているため、使わないよう注意してください、

【忌み言葉の例】
死ぬ、痛い、消える、失う、四(死)、九(苦) など

【重ね言葉の例】
次々、重ね重ね、しばしば、くれぐれも、続々と、たびたび、ますます など

病気や怪我の症状を詮索しない

相手の病気や怪我の状況を探るのは控えましょう。心配な気持ちからつい聞きたくなってしまうかもしれませんが、プライバシーなことを聞くのは失礼にあたります。自分の病気や怪我の状況を話すのはつらいことです。相手に余計な負担をかけてしまいます。心配だったとしても詮索しないよう注意してください。

プレッシャーをかけない

「早く戻ってきてくれないと困るぞ」というような言葉は相手の状況によってはプレッシャーに感じることがあります。責任感が強い性格の場合は、自分を責めてしまうかもしれません。相手を必要としている・期待している、というポジティブな意味合いで使いたいと思っても、傷つける恐れがあるのでやめましょう。

お見舞いメッセージに書く一言は慎重に選ぼう

  • お見舞いメッセージに書く一言は慎重に選ぼう

お見舞いメッセージに使える一言を例文で紹介してきました。

入院中や自宅療養中は誰しもナーバスになるものです。ちょっとした言葉が相手を不快にさせたり傷つけたりしてしまう可能性があるので、メッセージを書く際は慎重に言葉を選びましょう。

今回紹介した例文を参考に、ぜひ相手の不安が和らぐようなメッセージを送ってくださいね。