義理の実家への帰省に気が進まなかった経験はありませんか? 「行きたくない」と感じる理由は人それぞれですが、コミュニケーションの難しさや、家族間の関係性が影響していることが多いです。

本記事では、よくある義理の実家に行きたくない理由やその対処法について解説します。

義実家に行きたくない理由

  • 義実家に行きたくない理由

    義実家に行きたくないと感じる理由と対処法を解説する記事です

義実家に行きたくないと思ってしまう理由にはどんなものがあるでしょうか? 考えられる理由をあげてみます。

気を遣う、心が休まらない

義実家に行くと気を遣って疲れるという人、多数。やはり義理の両親に対してはどうしても気を遣ってしまい、精神的に疲れてしまうことがあります。リラックスできない状況では精神的なストレスが増し、義実家への訪問が苦痛に感じることもあるでしょう。

生活のリズムや食事・衛生の考えが合わない

生活のリズムや家庭内ルールは家庭により異なります。義理の実家の場合も同様で、衛生状態や料理の味付けなどが自分の基準と異なると、ストレスを感じてしまうのは仕方ないでしょう。

嫌がらせをされる

義理の両親からよく思われておらず、嫌味を言われたり無視されたりした経験があると、義実家への帰省に気が進まなくなるのは当然ですよね。

仲が悪い

義両親から一方的に嫌われているだけではなく、自分も義両親のことを嫌っている場合は、義実家への帰省は検討すらしなくなるでしょう。義両親であろうが知人であろうが、仲が悪い人のところへは極力近づきたくないものです。

場所が遠い

物理的な距離も義実家に行きたくなくなる代表的な理由の一つです。義実家が遠方にある場合、移動の負担が大きく、行くこと自体が大変になります。交通手段や移動時間を考えると、訪問を避けたくなるのはやむなしといえるでしょう。

孫が見たいというプレッシャー

義両親の「早く孫が見たい」という気持ちはよく理解できるのですが、夫婦にとってはプレッシャーになってしまいます。子どもについては夫婦間での考えが最も優先されるべき問題なので、そっとしておいてほしいと思う人もいるでしょう。

過干渉

進学や習い事などの子どもに関すること、または家事の分担や夫の収入についてなど、家庭内のことについて干渉されるとストレスを感じます。心配してくれる気持ちはありがたいのですが、必要以上に口出しをされると嫌な気持ちになりますよね。

義実家に行かずに済む方法と断り方

  • 義実家に行かずに済む方法と断り方

    穏便に済む断り方って……

義実家への帰省を避けるために、うまく断る方法や理由を考えてみましょう。

仕事

仕事の都合を理由にするのは、義実家への帰省を断るのに使いやすい理由のひとつです。「仕事なら仕方ない」と考えてくれる人も多いので、感情的な摩擦を避けられるでしょう。

子どもの都合

子どもがいる場合、子どもの都合を理由にするのも一つの手。学校行事や友人との約束など、子どもの予定は予測が難しいものです。特に小さな子どもがいる家庭では、「子どもが疲れているから今回は遠慮したい」といった理由を用いることで、義実家側も納得しやすくなります。

体調不良、感染症の流行

インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症が広がっている状況では、感染を防ぐために自宅で待機し、人との接触を避けるのは当然のこと。自分たちよりも高齢で感染リスクの高い義両親のことを心配しているというアピールにもつながるでしょう。

夫(または妻)と子どもだけの帰省

家族全員が帰省しないのではなく、自分だけが帰省しないという方法もあります。自分ではなく「孫に会いたい」という想いの方が強い義両親もいます。パートナーである夫または妻に相談のうえ、義両親に孫の顔を見せることを優先に考えてみましょう。

義実家に行くのを穏便に断るには

  • 義実家に行きたくないのを失礼に思われず断るには

    感情を込めて連絡を入れましょう

帰省を心待ちにしている義両親に対して断りの連絡を入れるのは気が引けます。帰省を断ることで失礼だと思われないように注意すべきポイントを紹介します。

できるだけ電話で

義実家に行くことを断る際は、できるだけ電話で直接伝えることをおすすめします。テキストやメールよりも、声でのコミュニケーションは誠意を伝えやすく、相手も理解しやすいです。

電話であれば、相手の反応を見ながら会話を進められるため、誤解を招く可能性も少なくなります。

「行けなくて残念」という気持ちを込めて

断る際は、「行けなくて残念」という気持ちをしっかり伝えましょう。義実家への訪問を楽しみにしていたことを表現することで、相手の気持ちを考えている姿勢が伝わります。

代案も一緒に提示する

断るときに代案を提示すると、失礼な印象を与えずに済むでしょう。「今回は行けませんが、次のお正月には行きます」と帰省する時期の代案、または帰省すること自体が嫌な場合は逆に義両親を家に招待したり、旅行に誘ったりするなど、帰省以外の提案も可能です。

具体的な代案を示すことで、相手に配慮していることが伝わり、より理解を得やすくなります。

義実家に行きたくないけど行かなければならないときは

  • 義実家に行きたくないけど行かないといけないときは

    事前の準備で回避できるストレスもあります

義実家に行くことに気が進まなくても、行かざるを得ない状況もあります。そんなときに少しでもストレスを緩和できる方法を紹介します。

手土産を持参する

手土産は、はっきりと分かる感謝のしるしです。渡された義両親も嫌な気持ちにはならず、歓迎ムードで迎えてくれるでしょう。地元の名産品や、相手の好みに合わせたお菓子などを選ぶと、会話のきっかけにもなります。

会話を準備しておく

事前に話題を考えておくと、訪問中の会話がスムーズに進むでしょう。義両親の趣味や関心事、最近のニュースなど、話しやすいテーマを用意しておくと安心です。また、相手の話にしっかり耳を傾けることも忘れないようにしましょう。自分の話ばかりではなく、相手をリスペクトした会話が大切です。

夫(または妻)にサポートを求める

義実家への訪問は、パートナーと一緒に行くことが一般的です。もし緊張や不安があるなら、事前にパートナーにサポートを求めましょう。話を振ってくれるようにお願いしたり、あなたが困ったときに助け舟を出すよう頼んでおいたりと準備をしておけば安心ですよね。

パートナーの理解と協力が、訪問の緊張やストレスを緩和してくれます。

自分の限界を理解する

義実家に行く際は、自分の限界を理解しておくことが大切です。無理をして過ごすと、ストレスが溜まり、後々身体的・精神的に影響を及ぼすことがあります。義実家のルールに合わせられるものは合わせ、どうしても従えない範囲については無理をせずにできないことを伝えましょう。

義実家との関係性はもちろん大事ですが、それよりもまずは自分自身を大切に。

自分の時間を作ってみる

義実家に訪問すると言っても、義両親の前に24時間ずっと居なければならないわけではありません。ポイントとタイミングをおさえたら、パートナーにも相談のうえ、1人になれる時間を作ってみましょう。

義実家の周りを散歩するだけでも、普段とは違う景色が見れるのでいい気分転換になりますよ。

義実家との付き合い方は人それぞれ。無理のない範囲で良好な関係を築きましょう

  • 義実家との付き合い方は人それぞれ。無理のない範囲で良好な関係を築きましょう

    事前に準備して、現地で無理をしなければ楽しい帰省になるかもしれませんよ

義理の実家に行くことは、さまざまな理由でストレスになることがあります。しかし、事前の準備やコミュニケーション、自分の限界を理解することで、その負担を軽減することができます。

無理をせず、自分自身を大切にしながら、義理の実家との関係を築いていきましょう。