オンラインイラスト教室を運営するアタムは12月18日、イラストを描くモチベーションに関する意識調査結果を発表した。同調査は11月14日~28日の期間、趣味や仕事でイラストを描いている274人を対象にインターネット上にて行われた。
はじめに、イラストを描き始めたきっかけを聞いたところ、第1位「アニメ・マンガの影響」(36.9%)、第2位「幼少期から好きだった」(16.8%)、第3位「周囲の影響」(13.1%)という結果に。「マンガやアニメが好きで、自分も描いてみたいと思ったからです」(30代 女性)や「子どもの頃に好きなマンガを模写していたのがきっかけで、趣味として描き続けています」(30代 男性)といったコメントが寄せられた。
つづいて、イラストを描くモチベーションについて尋ねると、もっとも多かった回答は「純粋に楽しい」(35.8%)、続く第2位は「周囲からの反応」(22.6%)、第3位は「ストレス解消になる」(19.0%)となった。
第1位「純粋に楽しい」と回答した人からは「誰に見せるでもないですが、ただ楽しいから」(30代 女性)や「見ている物を見ているままにかけると楽しい。あと線を丸くしたりしてデフォルメして書いていると、プロっぽく見えて楽しい。下手ですが」(30代 男性)といったコメントが寄せられた。
第2位「周囲からの反応」と回答した人からは「承認欲求を満たせる。SNSでいいねをもらえる」(20代 女性)、「子どもが喜んでくれる顔や、アニメーターである両親から褒められること」(40代 女性)といったコメントが寄せられた。
第3位「ストレス解消になる」と回答した人からは「没入できるので、現実逃避・気分転換になる」(30代 女性)、「描いている間は無になれるので、ストレス解消になる」(40代 女性)といったコメントが寄せられた。
次に、イラストを描く気力がなくなるのはどのようなときか聞いたところ、第1位「上手く描けないとき」(35.8%)と答えた人が3割を超え、続いて第2位「忙しい」(14.6%)、第3位「疲れている」(13.9%)となった。
「アイデアが思い浮かばないとき。上手く描けないとき」(20代 女性)や「力量が足りず、表現したいイラストを描けないとき。他の人の上手なイラストを見たとき」(30代 女性)といったコメントが寄せられた。
「イラストを描く気力がなくなったときの対処法」の1位は「描くのをやめる」(54.4%)で、全体の半数以上を占めた。続いて「別のことをする」(22.6%)、第3位「他の人の絵を見る」(15.3%)となった。
第1位「描くのをやめる」と回答した人からは、「一度イラストを書かない期間を設ける。時間が取れるようになってから、また描き始める(20代 男性)」や「あくまで趣味なので、描きたいと思うまで描かないようにしています。エンタメなどで描きたい人物が現れたら、勝手に描く意欲が出ます(40代 女性)」といったコメントが寄せられた。
第2位「別のことをする」と回答した人からは、「田舎に住んでいるので、人気の少ない畑の道や山などにドライブに出かけるようにしています。空気も綺麗で自然の音ばかりなので落ち着きますし、色彩豊かなので新しいインスピレーションも得られます」(20代 女性)や「他の無心になれることをする。SNSを見たり、お片付けや掃除をしたりする。あとはワクワクする文房具を見る」(40代 女性)といったコメントが寄せられた。
第3位「他の人の絵を見る」と回答した人からは、「SNSなどを巡って、理想の絵柄の人を見つける」(20代 女性)や「尊敬している絵師さんのSNSを見て、刺激をもらう」(30代 男性)といったコメントが寄せられた。