宗田Dが今回の取材を通して一番印象に残ったのは、皎児さんに関わる人々が「どの方もめちゃくちゃいい人たち」だったこと。
近所に迷惑をかけるトラブルも起こしており、“関わってはいけない危険人物”と受け止められかねない状況だっただけに、「なんであんなに変わったお父さんの周りにこんないい人たちが集まっているんだろうとすごく不思議に思いました」というが、「ギフレさんが活動を進める中で、まるで『ドラクエ』のように、いろんな人たちが現れて助けてくれるんです」という現象を目の当たりにした。
その要因は、「お父さんの絵の力かもしれないし、お父さんの人柄を継いだギフレさんの力かもしれない。それは長野だけでなく、スペインでのロケでも同じでした」とのことで、今回取材のアポイントを断られたのは、なんと0人。中には皎児さんとケンカ別れしたままだった人も快く応じてくれたという。
その結果、60人以上を取材してカメラを回すことに。「放送に乗っているのは限られた人たちで大変心苦しいのですが、本当に皆さんがそれぞれ温かいお話を聞かせてくれました。その内容がみんな違うのにも驚きましたし、自分が死んだ時に60人も語ってくれるのだろうかと思いますよね」と、愛される人柄だったことを想像した。