文化放送キャリアパートナーズは、「2026年入社希望者対象 就職活動[早期] 就職ブランドランキング調査」の結果を発表した。
調査は4月1日~9月30日、2026年春入社希望の大学3年生・大学院1年生を対象に、Webおよび就職イベント会場での記入形式にて行われ、7,930名(うち男子4,366名、女子3,594名/文系6,519名、理系1,411名)の有効回答を得た。
2026年入社希望者を対象に行われた「就職活動[早期] 就職ブランドランキング」、総合1位は3年連続で「伊藤忠商事」が輝いた。男女別でも1位を獲得したほか、文系でも1位、理系では2位にランクイン。朝型勤務制度や20時以降の残業禁止に代表される働き方改革を、ここ10年以上にわたって次々と導入しており、従業員を大切にする風土が就活生にも浸透。また、宇多田ヒカル氏を起用したテレビCMでは、企業理念の「三方よし」を「おかげさまで」という平易な言葉で表現するなど、若年層への訴求を強く意識した内容になっている。
続く2位は「博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ」。6月に2日間のワークショップ、8月に5日間のインターンシップをコース別に開催しており、実際のビジネスに近いテーマに取り組めると学生から好評のよう。早期から学生と接点を持ち、会社・仕事理解を促進することで学生をグリップすることに成功している。
次いで、3位「日本生命保険」、4位「大和証券グループ」と続き、6位には「東京海上日動火災保険」がランクインするなど、トップ10に金融業界が3社、トップ100に21社入る結果に。金融業界は女性活躍を含めた働き方改革を積極的に推進している企業が多く、働きやすい業界というイメージが学生にも浸透しているよう。
5位には、IT・通信業界から「Sky」が登場。IT技術は、ほぼ全ての産業で商品、サービスの開発に不可欠なものとなっており、トップ100に11社がランクイン。
また、「伊藤忠商事」のほかにも、8位「住友商事」、9位「三菱商事」と、総合商社がトップ10に3社ランクイン。グローバルかつ幅広い事業分野を展開していることや、社会的ステータスの高さが難関大学の学生を中心に、人気の高さがうかがえた。