美容や健康にまつわる情報を発信する「Kirei Style(キレイスタイル)」の運用を行うビズキは、全国の20歳~59歳の女性2,000人を対象に、腸活に関するアンケートをインターネット上で実施した。なお、調査は2024年10月16日に行われた。
腸活のための取り組みについて聞いたところ、最も多かった回答は「発酵食品の摂取」(36.7%)となった。次いで、「食物繊維の摂取」(31.4%)、「水を多く飲む」(27.2%)と続く結果となった。
「取り組みをしていない」という回答した人は26.3%となり、全体の約7割は何かしらの腸活に取り組んでいることがわかった。
年代別に見ると、年代が上がるごとに腸活をしている割合も増加する結果となった。特に50代では、「発酵食品の摂取」「食物繊維の摂取」は約半数に上っている。これには、2008年に厚生労働省によって開始された、40歳~74歳を対象にした特定健康診査・特定保険指導により、メタボリックシンドロームへの注目が高まったことが影響している可能性がうかがえるという。腸内環境の改善が体重管理にも効果があるとされ、当時対象年齢間近だった年代への腸活意識が高まったことが考えられるとのこと。また、その後、発酵食品に含まれるプロバイオティクスや食物繊維などのプレバイオティクスの効果が広く知られるようになったことも、今回のアンケートで上位2項目の回答率が高くなった要因の一つと考えられるという。
未婚・既婚別で見ると、腸活をしている人は既婚者に多くなり、77.5%が何かしらの方法で取り組んでいるという結果となった。既婚者では、自分だけでなくパートナーや子供の健康にも気を配るようになり、腸活に限らずヘルスケア全般への意識が高まっている可能性がうかがえるという。
今回の調査では、約7割の人が何かしらの腸活に取り組んでいることが分かり、その意識は年齢や生活環境に応じて変化する様子がみられた。