デートの誘いを一度はOKしたものの、事情があって当日行けなくなったり、行きたくなくなったりすることはありますよね。そんなとき、上手に断れれば、相手を不快にさせないで済むでしょう。
この記事では、一度OKしたデートを断るための方法を紹介します。
一度OKしたデートを断るタイミングと上手な断り方
一度デートをOKしたのに断る行為は、楽しみにしている相手を傷つけるリスクが伴います。それをふまえたうえで、誠意をもって断りましょう。ここでは一度OKしたデートを断る際のポイントについて解説します。
できるだけ早めに連絡する
一度OKしたデートを断ると決めたら、できるだけ早く相手に連絡しましょう。相手は予定を変更する時間を確保でき、あなたの誠実さも伝わります。早めの連絡は相手に対する思いやりです。
一度OKしたのに断ることへのお詫びをきちんと伝える
一度OKしたデートを断るときは、相手に対して丁寧にお詫びの言葉を伝えることが大切です。今後の信頼関係を保てるよう、心をこめて謝りましょう。
≪例文≫
「先日はデートの約束をしてくれてありがとう。事情が変わってしまい、今回は行けなくなってしまいました。せっかくお誘いいただいたのに、本当にごめんなさい。」
「〇〇さん、本当に申し訳ありません。楽しみにしていたのですが、行けなくなりました。せっかくお時間をつくっていただいたのに……お詫びの言葉しかありません。」
行けなくなった理由を正直に伝える
デートに行けなくなった理由を正直に伝えましょう。相手も状況を理解しやすく、信頼を失うリスクを減らせます。一度はOKしたけれど、もう会うつもりがない相手なら、気を悪くさせないように配慮して、その気持ちを正直に伝えるのもありです。
≪例文≫
「先日はお誘いいただき、ありがとうございました。どうしても外せない用事(または具体的に〇〇)が入ってしまい、伺えなくなりました。本当に申し訳ありません。」
「先日はありがとうございました。一度OKしたのにお断りするのはとても心苦しいのですが、今度のデートをキャンセルさせてください。〇〇さんは素敵な方だと思います。ただ、今後お付き合いをするお相手として、私とは価値観が違うと感じました。」
場合によっては建前を使って納得してもらう
「一度OKしたけれど気が乗らなくなった」など、正直に理由を話すことで逆に相手を傷つけてしまう場合もあります。また、もうデートするつもりのない相手があきらめずに何度もアプローチをかけてきそうなタイプであれば、建前を用いることも選択肢のひとつです。
≪例文≫
「誘っていただき、ありがとうございます。実は予定になかった急用が入ってしまい、デートに行けなくなりました。ごめんなさい。本当に残念ですが、次の機会を楽しみにしています。」
「デートのお約束をしたのですが、実はほかに気になっている方がいるので、やっぱりお断りさせてください。本当に申し訳ありません。」
一度OKしたデートを断る相手とこれからも仲を深めたい場合
一度OKしたデートを断る相手とはまた会いたい、もっと仲を深めたいと思っているなら、相手をがっかりさせないよう、言葉をより慎重に選ぶべき。断りつつも次のデートへとつなげるのが最善の方法です。
断る理由だけでなく、感謝とまた会いたい気持ちを伝える
断る理由を伝えて謝るだけでなく、デートに誘ってくれたことに対する感謝とまた会いたい気持ちを表しましょう。相手も「自分は嫌われていない」と安心でき、またすぐに誘ってくれるはずです。
≪例文≫
「〇〇さんにお誘いいただいて本当にうれしかったです。ありがとうございます。ただ、この日はどうしても△△で都合がつかなくなり、申し訳ありません。できるだけ早く、〇〇さんにお会いしたいです!」
日程が合わなくなった場合は別の候補日を提案する
一度OKしたデートの日程が合わなくなったときは、別の日をこちらから提示しましょう。複数の候補日から相手に選んでもらうようにすれば、相手も断られたダメージをあまり感じません。
≪例文≫
「この日は行けなくなって申し訳ありません。近々、〇〇さんとぜひお会いしたいです。来週なら△曜日以外はいつでもお会いできるのですが、ご都合はいかがでしょうか?」
内容に気が乗らない場合は別プランを提案する
デートの日程には問題がなく、一度OKしたあとに相手が提示したプランに気が乗らない場合は、率直に別の提案をしてみましょう。あなたの好みを知ってもらい、一緒に楽しめることを見つけるきっかけにもなります。
≪例文≫
「そのプランも素敵なのですが、実は最近興味を持っていることがあって、〇〇さんと一緒に△△をしてみたいです」
「実は私、△△が苦手なんです。せっかくのデートを思いっきり楽しみたいので、□□とか××にご一緒できるとうれしいな」
断ると同時に次の約束も取り付ける
一度OKしたデートを断る際には、誠意をもって謝り、同時に代替案を出して、次の約束を取り付けましょう。断られた相手も傷つくヒマがなく、待つ楽しみが更新されます。
一度OKしたデートを直前に断っても相手が納得してくれる理由3選
一度OKしたデートを断るタイミングは、早いに越したことはありません。しかし、直前になっても、次のような理由であれば「仕方がない」と相手も納得してくれるでしょう。
体調不良
前日や当日にキャンセルするのに最も納得のいく理由が体調不良です。急な体調不良は本人も予測不可能。また誰にでも起こり得るため、相手もあなたを責めたりせず、むしろ心配してくれるでしょう。
≪例文≫
「風邪を引いたみたいで体調がすぐれません。〇〇さんに風邪をうつしたら申し訳ないので、明日はデートに行くのをあきらめて、家で療養します。本当にごめんなさい。」
「急なことでごめんなさい。今日は楽しみにしていたのですが、朝から熱と腹痛があって動くのがつらいのです。本当に残念ですが、キャンセルさせていただけますか?」
急な仕事
「急な仕事」も直前に断る理由として、理解してもらいやすいもの。
≪例文≫
「緊急の仕事が入ってしまって、どうしても対応しなければならなくなりました。本当に申し訳ないのですが、今日のデートは別の日に延期できますでしょうか?」
「今日は早く帰れる予定だったのに、残業しないといけない事態になりました。すごく楽しみにしていたのに……何時に終われるかわからないので、キャンセルさせてください。本当にごめんなさい。」
家の事情
「家の事情」も直前キャンセルで納得されやすい理由の一つです。家庭内で予期せぬトラブルや急な用事が発生した場合、その対応に追われるのは避けられません。付き合う前の相手であれば、家庭の問題にまで踏み込めないという距離感から、具体的な理由を話す必要もないでしょう。
≪例文≫
「家で問題が起きてしまって、今すぐ対応しなければいけなくなりました。本当に申し訳ありません。あらためて日程調整させていただけませんか?」
「急に実家の両親が来ることになりました。申し訳ないのですが、明日のデートはキャンセルさせてください。またこちらからお誘いしてもいいですか?」
一度OKしたデートの相手を傷つけるNGな断り方
一度OKしたデートを断るときは、相手の気持ちになってみることが重要です。誠意のない断り方をすれば、不信感はふくらむばかり。NGな断り方もチェックしましょう。
連絡なしでドタキャン
連絡せずに約束の場所に行かないのはマナー違反。相手の時間を無駄にするだけでなく、心配をかけてしまいます。もう会わないつもりの相手でも必ず事前に連絡を。
曖昧な理由
一度OKしたデートを断るのに理由が曖昧だと、相手は「自分に会いたくないのでは」と勘繰ることも。たとえば「ちょっと忙しくて」というだけでは、何が原因で忙しいのかがわからず、余計な不安を与えてしまいます。
すぐにバレそうな嘘
後先を考えずにテキトーな嘘をつくのは逆効果になることも。うっかり投稿したSNSや別の人から本当の行動がバレると、信頼関係がくずれて修復も難しくなります。
相手が納得できない理由
たとえば「今日は出かけたくない気分だから」「好きな番組をリアルタイムで見たいから」などの理由では、相手も納得できません。そのような理由を口にするあなたへの評価も下がるでしょう。
断る理由を伝えない
一度OKしたのに断る理由を伝えないのは不誠実。相手は不安や不満で気分がモヤモヤするので、今後の関係もぎくしゃくしてしまいかねません。
一度OKしたデートを断るときは、誠実さを忘れずに
一度OKしたデートを断るのは、相手に対して失礼なこと。不信感を持たれるリスクは避けられません。断るときは誠意を忘れずに。