茨城県が主催するマロンスイーツのイベント「笠間マロンコレクション2024」が10月31日から11月6日までの7日間、ルミネ池袋で開催中だ。関係者は「マロンスイーツの定番であるモンブランはもちろん、和菓子、パンなど、バラエティ豊かなご当地の人気商品が一堂に会しました。和栗づくしの祭典を、ぜひたくさんの人に楽しんでもらえたら」とアピールする。

  • 今年も「笠間マロンコレクション2024」が開催

■各店の新商品も出揃う

毎年恒例となった笠間マロンコレクション。今年は、茨城県笠間市に店舗を構える人気菓子店、カフェ、栗の専門店など16店舗が出店している。その一部を紹介していこう。

  • 会場となった、ルミネ池袋B1プリズムガーデン

フランスのミシュラン3つ星店や高級ホテルでシェフパティシエを務めたオーナーシェフが笠間市で2021年にオープンさせた「栗のいえ」では、見た目も食感も楽しめる『笠間のこぼれモンブラン』(1,200円)、そして新商品『こぼれモンブラン黒トリュフ』(1,600円)などを販売している。

  • 『笠間のこぼれモンブラン』(左)と、新商品の『こぼれモンブラン黒トリュフ』(右)

地元で長年愛される洋菓子店「洋風笠間菓子グリュイエール」では定番商品『笠間地栗のモンブラン』(900円)のほか、新商品として『笠間和栗のエンガディーナ』(2,400円)も販売する。

  • 『笠間地栗のモンブラン』

  • 人気店の看板商品が勢揃いした

天然酵母を使ったパンを特製の石窯で焼き上げる「森の石窯パン屋さん」は『栗あんぱん』(464円)のほか、新商品『マロンロールバケット』(432円)を販売。

  • こちらが『マロンロールバケット』。森の石窯パン屋さんの出店日は、10月31日、11月1日、6日

  • たくさんの商品を買っていくお客さんの姿も珍しくない

茨城県 営業戦略部 販売戦略課の塙淳子氏に話を聞いた。同県の主催による笠間マロンコレクションは、今年が3回目。塙氏は「栗の生産量において、茨城県は全国でダントツの1位を誇っています。こうしたイベントを通じて、茨城県が栗の名産地であること、そして地元では美味しい栗スイーツ、栗料理などを提供していることを多くの人に知ってもらえたら嬉しいですね」と話す。

  • 会場には、茨城で生産される代表的な栗の品種(「丹沢」「ぽろたん」「利平」「筑波」「銀寄(ぎんよせ)」「石鎚」「岸根(がんね)」)を紹介するコーナーもあった

3年目にして、すでに来場者のなかには「今年の開催を楽しみにしていた」というファンも出始めている。塙氏は「初日には11時のオープン前に行列ができたんです」と笑顔を見せる。実際、筆者が会場を訪れた13時の時点では、いくつかの人気商品が売り切れていた。

  • 人気商品は早々に売り切れる盛況ぶり

  • 平日の昼間は主婦層が多く、夕方になると男性の姿も目立ちはじめる

「毎年、栗の収穫で賑わう秋のシーズンには、茨城県各所にあるスイーツ店がたくさんの観光客で賑わいます。とても1日では周り切れないほどの店舗数があるんですよ。でも笠間マロンコレクションなら、各店こだわりの一品を食べ比べることも可能です。商品を購入して美味しかったら、是非、茨城県にも観光に来て欲しいと思います」(塙氏)

  • いわまの栗や 小田喜商店のように、栗のまま販売している店舗もある。スタッフに美味しい食べ方を教わるのも、イベントの楽しみ方のひとつかも知れない

  • こちらは「Fast Blue Cafe」の『栗のスコーン』(800円)

11月頭の3連休を挟む開催日程が組まれた、今年の笠間マロンコレクション2024。商品は毎朝、このイベントのために茨城から産地直送されるとのことで、塙氏は「11月6日まで開催しています。お目当ての商品が売り切れていた場合も、ご足労ですが、また会場まで足を運んでもらえたら」と話していた。